OnMedia New York 2009

2009年6月26日 (金)

Twitter、盛り上がるリアル・オンライン・マーケティング - OnMedia NYC 2009 -

・Twitterは最新の情報が掲載されているソーシャル・メディア
Media summit- Janet Cullum, Partner, Cooley Godward Kronish
- Seth Besmertnik, CEO, Conductor
- Deborah Cole Micek, CEO, RPM success.com
- Mike Leo, President & CEO, Operative (広告代理店)
- Rich Antoniello, CEO, Complex Media (広告代理店)

Online Marketing: Tricks, Trials and Tactics 2009.02.04

■ Twitterは、最新情報が逐次更新されている

- Twitterは、今なにをしているか?の蓄積なので、情報が一番新しい。検索結果も上位にくる。情報検索する際に、一番新しく=正確な情報が得られる。そこで、企業が使い始めている。(Operative)

- ブランド企業がSEO専門家を雇い、広告出稿予算を減らすという動きがある。80%以上の検索が、ナチュラルサーチで、ペイドサーチの市場は縮小している(Conductor)

- 人々が映画をグーグルで検索するのは、映画評論ではなく見た人がどういう感想を持っているかを知りたいからだ。消費者ニーズは、映画会社のサイト、古い情報ではなく、今Twitterされた情報だ。グーグルも検索エンジンをニーズに合わせたチューニングが必要だろう(RPM success)

■ Twitterで、リアルイベントがオンライン化、新たな広告枠が発生する

- Twitterに今なにしているのかアップしている内容とリアルな出来事はつながっている ⇒ ここが重要なところである。たとえば、今パーティーに来ています。なんで来たのか。誰と話している。などのTweetは、パーティーがオンラインで起きているのと同じ効果を持つ。そのパーティーがオンライン化することで、新たな広告枠、カスタマーサービスなどのビジネスが生まれるからだ(RPM success)

- 旅行業界が、Twitterを使い始めている。(RPM success)

- 日本ではモバイルにメールしてモールの特売情報などを教えている。Twitterでも同じことができる。(RPM success)

■ ソーシャルメディアの利用法

- ソーシャルメディアの間違った利用法は、広告を一方的に送りつけるような利用をすることだ。マーケティングだが、PRの手法に近付いている。企業からの情報を一方的に送るのではなく、もっとインタラクティブにコミュニケーションが変化している(Operative)

- 個人は、自分自身を表現するために、プロフィールページなどにブランドを使っている点も忘れてはいけない。大手ブランドは、購買につながる広告にしか費用投下しないが、こうしたブランドの利用法も考えるべきだ(Operative)
- 我々は、紙とウェブで雑誌を作っている。ウェブのほうが成長が早い。我々はウェブでもプレミアムなオリジナルコンテンツを発表している。毎月1億6000万ビューがある。読者とのエンゲージがまず大事で、そのあと広告のことを考えている。(Complex)

- 20代以下の層は、明らかに今までと違うデジタル世代だ。彼らが社会のメインになる前に彼らのためのメディアを構築している(Complex)

 

 

 

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オンライン・コンテンツの増加が、広告市場にどう影響するのか - OnMedia NYC 2009 -

・大手ブランドが自社制作コンテンツをウェブ配信⇒出稿が減る
Media summit- Mark Naples, Partner, WIT Strategy
- Lance Podell, CEO, Next New Networks
- Erick Hachenburg, CEO, MetaCafe
- Brian Murphy, EVP Branded Entertainment, TBA Global

Online entertainment content -- Is Madison Avenue Buying It?  
2009.02.04

■ スマートフォン拡大の影響

 - スマートフォンになろうが、コンテンツ内容は関係ない。基本は消費者を喜ばすことにある(Metacafe)
 

- スマートフォンは、エンターテイメントのための主流なデバイスになるだろう。スマートフォンで動画を楽しむことになると、大画面用の映像作りとは違うクリエイティブが必要だろう。ただ、スマートフォン、モバイルをあまり意識しすぎることはない(TBA)

■ 若い世代を中心に、新たなコンテンツビジネスモデルが勃興

- 若いクリエイターたちは、低予算だが毎日映像を制作でき、自分で配信できると考えている。ハリウッドとは違うやり方で、コンテンツのマネタイズができるようになるのが、モバイルコンテンツ流通革命だろう(Next New Networks)

- 90年代後半、音楽産業は、自分たちが有望だと思うアーティストを発掘、50億ドル投資して、3年後に300万ドルしか、CD、ライブ収入がないということが起きた。音楽産業は、インターネットイノベーションの現実を見ようとしなかったから起きた悲劇だ。エンターテイメント産業が参考にしなければならないのは、音楽産業だ。デジタル革命は戦争ではなく、ただ起きてしまったことだ。それに対し戦略を練る必要がある (TBA)

■ ブランド企業のウェブがメディア化する

Media summit- 一度、コンテンツがネット公開されてしまうと、もうコントロールするのは困難だろう。人々はインターネットを過大評価するが、企業は過小評価する。消費者からのフィードバックを貰い、インタラクティブな関係を維持することが、オンライン・エンターテイメントで重要である(Next New Network)

- プレミアムコンテンツのクリエイターには、デジタルデバイスに絶対反対の人もいる。しかし、Huluの成功はそうした人たちにも考え方の変化を促している(MetaCafe)

- デジタルテクノロジーは、エンターテイメントのバリューを低下させているわけでない。過去のアーカイブなどもデジタル技術で復活し、新たなに収益を生むことができる(TBA)

- ブランド企業は、広告出稿するのではなく、自分たちでコンテンツを制作、自らのウェブで公開するようになっている。これはメディアにとって脅威だ。バドワイザー、スターバックスなど。Digitasのような代理店はそういう仕事をしている。我々はそのショウをシンジケーションし、500万視聴ビューを記録した( Next New Network )

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2009年6月25日 (木)

NBCユニバーサル、ターナー、タイム、大手メディアのデジタル戦略 - OnMedia NYC 2009 -

・デジタルイノベーション取り込みに柔軟な米国大手メディア

Media summit- Amish Jani, FirstMark Capital
- Jessica Schell, SVP Strategy, NBC Universal Digital Media
- Sanjaya Krishna, Principal & US Digital Services Leader, KPMG
- Jim Spanfeller, President, Forbes.com
- Walker Jacobs, SVP, Turner Sports and Entertainment Digital
- Vivek Shah, Group President, Digital, Time Inc. News Group 
Big Media's Digital Strategy: Where do Private Companies Fit? 2009.02.04

■ 大手メディアのデジタル部門は好調

ターナー  デジタル部門の広告収益が担当。収益増加基調が続いている。QSR、エンターテイメントなど

タイム  大手企業、サーチなどのデジタルメディアの広告シフトは不変に続く

フォーブス   コア・ターゲットへの集中、指標の明確化が重要

NBCユニバーサル   デジタル時代では、あらゆることが可能になるイノベーションが多すぎて、すべての収益機会に対応するのは、無理だ。複雑になる業務をシンプルにするソリューションに集中している

タイム  コンテンツ流通の多様化には興味持っている。デバイスが小さくなるにつれ、広告スペースも小さくなる。サイズにあった新たなCM表現が必要

■ オンラインメディアの経営について

ターナー  NBA.com、NASCAR.comは「ハードコアファン」層がおり、サブスクリプションモデルで運営している。ニッチ市場だが、今後重要性を増す

NBCユニバーサル  ブロガーとは密接なつきあいをしている。バズ効果だけでなく、広告スペースとしても大事だ。傘下には女性向けサイトiVlliage.comがある。
Media summit

タイム   最近、2サイト(Golf.com, Fandation.com)を買収した。買収戦略は、時間を買う面と現在我々のポジションを強化する面の2点から検討している

■ インターネットベンチャーへの投資

NBCユニバーサル 特定の会社に興味があるわけではないが、イノベーションの方向性に注目している。なかでもゲーム業界に注目している。我々のSci-Fiチャンネルとターゲットが合うので

ターナー 通常は大手ブランドとしか取引しない。戦略上必要なサービスを提供する企業買収は考えるが。タイムワーナー・インベストメントは、業務提携相手を探している。自分は投資案件の担当もしている

タイム   ベンチャー企業からの提案には、柔軟に取り入れるようにしている。アイデアを持った人には積極的に会うように部下にも言っている

NBCユニバーサル   地デジ移行は、新たなビジネスチャンスだ

■参考 NBCユニバーサル ジェフ・ザッカーCEO、基調講演

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スマートフォンの普及で、オンライン文化がより拡大する - OnMedia NYC 2009 -

・オープンなコンテンツプラットフォームに注目

Media summit

- Will Hodgman, EVP - International and JICM, comScore
- Tim Westergren, Founder, Pandora
- Jamie Wells, Mobile Director, OMD's Ignition Factory
- Marco Argenti, VP, Media, Nokia
- Eric Litman, CEO, Medialets 
The Smartphone Revolution: How to Capitalize On It 2009.02.03 New York

■オープンなプラットフォームは、コンテンツビジネスの成長に不可欠か?

- ノキアは、世界中の多数の人にとって、唯一のコンピュータのようなものだ。ノキアは、特定のフォーマットだけに端末を開発することはない。モバイルビジネスにとって、プラットフォームのオープン性は必要不可欠だ。(Nokia)

- オープンかクローズ、どちらがよいかを極端に議論はできない。アップルはある程度クローズした戦略で成功しているし、初期のAOLもそうだ。最終的にはプラットフォームはオープン化されるのだろうが、成長段階でクローズ戦略を取る場合もある。ただ、シンプルさが最後は勝負を決定するのではないか。- Pandoraは、2年前からモバイル展開している。AT&Tの50種類の端末で利用できる。またSprintはPandoraを無料で提供している。(Pandora)

- Pandraは、ユーザーコミュニティ、ブランドもある。iPhoneユーザーの75%がPandraを利用している。(Medialets)

■  モバイルのコンテンツビジネスは複雑化している

- トランスコーディング、コンバーション、レガシーモデルが変化している。その結果、ビジネスモデル、ユーザーへのサービスが複雑化している。(Medialets)

■  ゲームの可能性、新興市場は既存の進化モデルと違う発展?

Media summit

- スマートフォンのコンセプトは、アメリカンスタンダードだ。ノキアは、100ドル以下の端末を世界中で50種類販売している。高価格の端末でなにができるか考えるのも大事だが、全体の市場からみたら、まだ小さいだろう。多くの人にとっては、メールのチェック、インターネット接続へのモバイル性だけが重要なのではないか。(Nokia)

- インターネット、モバイル、ブロードバンドといった米国、西欧の発展モデルを辿らない地域がある。たとえば、中国のインターネット接続の90%は、ブロードバンドだ。彼らは、いきなりブロードバンドの世界を体験している。(comScore)

- 世間で流行している言葉・イノベーションを聞かなくなると、そのイノベーションが実際に達成される。(Nokia)

- ゲームによるコミュニティ構築は可能性がある。「i-Fu」という面白いiPhoneアプリがある。このゲームの大会がリアルな世界で開催されている。面白い動きだ。(Medialets)

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2009年6月24日 (水)

インターネットを利用したオバマ陣営の戦略 - OnMedia New York 2009 -

・メール転送によって、簡単にクチコミ効果を生んだ

Media summit

- Chris Nolan, Editor and Founder, Spot-on.com
- Larry Weber, Chairman, Digital Influence Group
- Chris Hughes, Facebook Co-founder
- Patrick Ruffini, Partner, Engage LLC
- Eric Pooley, former Managing Editor, Fortune
Election 08: What Social Media & Obama Can Teach Business 
2009.02.03 9:00

■クチコミ、転送、オンラインのシェア機能を利用、成功したオバマ選挙

 

- ニッチメディアをマスメディアのように利用したことだ。1万8千ケの動画がアップロードされている。‘Yes You Can’ビデオは(Engage)
- オバマ選挙の成功は、偶然ではない。(Facebook)
- オンラインは、「マイページ、マイウェブ」が好きな文化だ。そのために、マイクロセグメント、効果測定の透明性が担保されやすい(Digital Influence Group、DIG)
- オバマは、テレビ向けの候補だった。脱集権化のパワーの力を見せつけた。政府がパワーを増すためには、グリーン経済への支援が重要だ(Pooley)
- e-mailキャンペーン成功の要因は、友人へ転送しやすく、クチコミ効果が大きかったからだ。自分の母親からもオバマメールが転送されてきた。また、選挙で一番重要なプロセスである投票促進運動も、メール配信によって効果があった(Spot.com)

■ 脱・集権型コミュニティでの信頼構築が、オバマ政権成功の鍵

Media summit

- インターネットの影響を、軽くみていた。3000万人分のメアドを集めたYesWeCan運動は効果があった(Engage)
- オンライン上のコミュニケーションでは、ネガティブコメントへの対応によって、信頼関係を構築できるかが決まる。自分は、あるレストランのオーナーのオンライン上の受け答えに共感して、そのレストランに行き、ファンになったことがある。PR会社が提供するツールでは、不足だ(Pooley)
- インターネット利用者は、若者だけではない(Facebook)
- SNSは、人々とメディア、政府との信頼を取り戻すために、重要なツールだ(Pooley)
- いまだにAOLがインターネットのことだと思っている議員がいる(Spot-on.com)
- 伝統的なメディア、広告ビジネスにとって、消費者との信頼関係の構築、コミュニティの構築が変わる(DIG)
Media summit- 投資方法が変わった。デジタル投資への正当性が証明された。(Facebook)
- オンラインと同じく、オフラインコミュニティにも影響できたことが、大きい(Engage)
組織・社会・政府の考え方として、今までの中央集権型の今回のオバマ選挙で発揮されたインターネットの脱集権型の組織論、どちらがこれから主流になるのか興味深い。権力は、組織が巨大になると強権発動しがちになる。オンライン型で勝利したオバマ政権も中央集権型にならざるを得ないのではないか(DIF)

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