Digital Hollywood Fall 2007

2009年7月24日 (金)

プレミアム・コンテンツを大事に育てる - Digital Hollywood Fall 2007 -

・ ブランドを大事にしたコンテンツの有料課金ビジネスモデルもある

Branded Media Marketing - TV, Film, Broadband, Podcasting & Blogging, Mobile, Music and Games – Reinventing the Commerce & Media Model

- Steve Livingston, Chief Marketing Officer, mBlox
- Chris Petrovic, Vice President, Digital Media, Playboy
- Mike Sepso, chairman and co-founder, Major League Gaming
- Jessica Friedberg, Director of Integrated Marketing, RealNetworks
- Andrea Gingold, VP of Marketing, Screenvision
- David Getson, CEO, g-NET Media, Moderator

Wednesday, October 31st 2007, 9:00 AM - 10:15 AM,  Los Angels

Q. 自社紹介を

mBlox  イギリスは、人口がアメリカの6分の1なのに、モバイルの配信市場は、10倍以上の規模。モバイルを使ったTVのブランディングはイギリスの方が進んでいる。公式サイトか、非公式か。7:3で勝手サイト。アメリカはまだまだ逆。広がってない。テクノロジーで、マーケットの違いを解決している。

Playboy  出版を軸に、マルチ・プラットフォームでもコンテンツを活用している。新たなコンテンツ、メディアに出て行くときには、独自のROI基準がある。

Screenvision  映画館の映画宣伝を制作したり、広告枠を売ったりしている。映画広告の40%は、TVで行われている。映画広告もマルチ・プラットフォームになっている。テキスト、リングトーンなど、ミックス・マーケティング。

Real Networks  B to Bビジネス。RollingStone.comをやっている。出版も含めメディア企業は、サイロは縦割り。そのサイロをヨコ串でつないでユーザに提供できる。コンシューマとのコラボが大事。

Q. コンテンツ・プロバイダにとって、縦割りの状況は健全か?

MLG  異なるメディアをつないでいく必要がある。

Playboy  ネット上のPlayboyっぽいコンテンツの9割は違法。自分たちとしては、閉じられたルールの中でコンテンツを売っていきたい。サイロは壊したくない。

Q. 有料課金モデルと無料広告、ユーザーの好みは?

Playboy  我々にはブランドがあり、有料でやりたいが、明日はどうなっているかは分からない。

MLG  インフラが沢山ありすぎる。それぞれにあわせたビジネスモデルが出来ていくのだろう。

mBlox  マイクロペイメントが合っている。リングトーンは、200億ドル市場。iTunesよりも大きい。

Real Networks  プレミアム番組が売れる。ゲームには無料のものが沢山ある。

Q. どのコンテンツをオンラインにするのか?

Playboy  1994年からやっている。プレミアム・セントリックモデル。有料。

Real Networks  RollingStone.comを見ていると、紙媒体はコストが掛かる。お客にプリントさせる方式が成長中。

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動画ビジネス、儲からない?⇒プラットフォームかコンテンツのいずれかが悪い - Digital Hollywood Fall 2007 -

・ Huluは、コンテンツの自由度が高まっている証拠

・ オンライン配信のコンテンツは、過去アーカイブで、さらにDVD化、シンジケーションされないものだけである。テレビとインターネットのカニバリゼーションはない

Hollywood Reinvented! Internet Video, Mobile, User Generated Media, IPTV and Broadband as Next Generation Mass Media Programming and Big Business

- Lewis Henderson, Senior Vice President, William Morris Agency
- Colin Decker, Director, Content & Programming for Yahoo! Video, Yahoo! Inc.
- Erik Flannigan, Executive Vice President, Digital Media - MTV Networks Entertainment Group
- Terry Mackin, Executive Vice President, Hearst-Argyle Television
- Marc DeBevoise, SVP of Business Development and Strategy, Starz Media LLC
- Ron Grover, Bureau Manager, Los Angeles, BusinessWeek, Moderator

Q. インターネットTVは新たなビジネスになるのか?

William Morris Agency 視聴者の選択だが、カニバリを起こすわけではなく、市場は成長するBB世帯の16%で、インターネットTV利用経験あり。TV視聴は安定(←DVRによる3日後までの視聴を含めるとなおさら)

Startz  若者は漫画を見ている。見ているのは無料だから。

MTV  ネット対応のコンテンツは、過去のアーカイブ。そのうちDVD化、シンジケートの可能性のないもの。カニバリの心配はない。タグ付けにより視聴を増やすことが出来る。YouTubeのように。

Hearst-Argyle  ネットで長尺の番組は観ないだろう。ニールセンのデータは、ビジネスモデルの違い。Huluは、オンライン上で視聴者が何を欲しがっているのかを知るチャンスだ。

MTV  若者の視聴者層にとって、TV視聴が大きな意味を持つという発想は古い。MP3、iPodで見てしまう時代。

Hearst-Argyle  若者がオンライン好き、というのには賛成しかねる。

MTV  SpikeTVでの調査では48%は30日以内に、ネットでTVを観ていた。

Q. ビジネス面での面白いアイディア

Startz  大金は稼げないがProfitable。Unbox、Xbox、iTunesなど。提供コストは安い。DVDは配送等にコスト。

Hearst-Argyle  儲からない、ということは、プラットフォームかコンテンツのいずれかが悪い。長期的視野で投資をすべき。

Startz  先週のCDの売り上げのトップは、たったの7万7,000枚。UGMの方がよほど人気がある。

Hearst  YouTubeはテキスト広告を動画に入れ始めていて、それは興味深い。

William Morris Agency  Long Formコンテンツが良いのではないか?

Q. 好きなサイト

MTV  Disney.com/古いメディアと新たメディアが融合している

Q.Huluについて

MTV  コンテンツの自由度が高まっている証拠。TV以外にもコンテンツが消費される世界が広がっている。

Hearst  コンテンツには独占と非独占の2種類がある。シンジケートをする時の自由度に影響する。今でも縦割りの組織構造になっているので、TV局も戦略的な行動が必要だろう。

Q. ネット中立性について

Hearst-Argyle  オープン・アクセスには賛成

Q. 最近気になるプロダクト

Hearst  Slingbox

Startz  Xbox

Q. 今後1年間の予想

William Morris Agency  CATVが出てきたり、新たにメディアが出てきたときと同じ。オンラインに上手く対応していく。

Hearst-Argyle  モバイルでのナビゲーションとバイラル・マーケが大事。より大きな広告ネットワークが出てくる。

Q,悪いほうの出来事

脚本家ストライキが続く
著作権問題

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CGMとプレミアムコンテンツのミックスでビジネス - Digital Hollywood Fall 2007 -

・ 消費者からお金を貰うモデルは必要ない

・ ネットワークTV局がブロードバンド配信を強化している。CATVはお金をもらえなくなるのではないか?

Bridging TV and Broadband: Strategic Relationships - Advertising, Technology & Content Part I
- Bob Leverone, VP, Television, Dow Jones
- Dave Brown, Senior Product Marketing Manager, Consumer/Residential Solutions, Cisco Systems
- Phil Wiser, Chairman and President, Building B
- Rich Cusick, SVP, Digital Media, TV Guide
- Jonathan Bokor, Vice President, Business Development, TANDBERG Television
- Rebecca Baldwin, General Manager, Zap2it, Tribune Media Services
- Rex Wong, CEO, Dave Networks
- Will Richmond, President, Broadband Directions LLC, Moderator

Wednesday, October 31st10:45 AM - Noon Los Angels
 

Q. ビジネスの現状

Dow Jones    UGMは非常に伸びている。人々はプロシューマーになっている。

TV Guide    PVRを日本でやっている。消費者には、本人と関連性の高いガイダンスが必要。Typeのサーチを提供していて、400くらいのアフィリエイト。

Tribune Media Service (TMS)    夏からブロードバンドでTVガイドを提供。25カ国。

Q. 成長モデルのキーポイント/課題

TV Guide    テレビは、技術的には成熟していて、UGCの方に可能性がある。ハリウッドの映画が成長するとは思えない。ブロードバンドでも、視聴者はプロ・コンテンツを観たがる。

Dow Jones    コンテンツがカギ。色々なソースからニュースが集まるが、そこで品質管理をすることが大事。News on Demandが今後は期待できる。

TMS    ビデオをニュースに添付できることに期待がある。

Q. ブロードバンド時代に、どのように戦略転換をしていくのか?

TV Guide    自社ブランドを強化する。Dow Jonesと競争する必要はなく、TV Guideなりのプロフェッショナリティを追求していきたい。ビデオリサーチを入れることなどを考え、自社ブランドを深めていきたい。

TMS    同感。UGMは必要なく、プロフェッショナルなコンテンツを提供していきたい。

Dave Networks    プロフェッショナルとUGMをミックスして頑張りたい。TVで提供できないコンテンツ、例えばゲームショウなどを充実させていきたい。

Q. ナビゲーションについて

Dow Jones    100万人のサブスクリプション。読者同士のコメント等、読者間の口コミに期待している。映像体験よりもリッチなものだと思う。コミュニティも必要ない。記事に驚けば、自然にコメントをしたり、友人に送ったりするので、それで十分。

Cisco    CATVはナビゲーションの役割を果たしている。ブロードバンドの中でも、Comcastのサイトは22番目に見られている。Video 2.0はTV 2.0よりも先に進んでいて、STB等で独自の利用体験を提供している。300チャネルというのは、UGMの数よりも少ないが、消費者は他人から何かを勧められたい。サーチはダメ。単語の標準化、メタデータの付随が必要になる。消費者の動向を把握した上で、オススメを提供するセマンティック・ウェブのようなものが良いだろう。ComcastのZiddioは、コントロールされたVOD/UGCを提供している。

Tandberg    消費者がお金を稼げるようにしなければいけない。番組が沢山あるコミュニティをつくらなければいけない。ビットレート、エンコードを一任できるプラットフォームを統一すべき。

TV Guide  90%以上の視聴者は、Sit Backして観ている。ネットはごく少数。消費者からお金を貰う仕組みなど必要ない。

Dow Jones  TV自体もタイムシフトやHDにより、見やすくなっていっている。UGCは、画面は小さく、市場も小さい。

Q. 短尺(Short Format)の番組は人気が出るのか?

Dave Networks  プロデューサになりたい人が数多くいることの証明。ネットワークTV局も、そうした映像に今後は頼るだろう。

Tandberg  ショート・フォームは氾濫しすぎている。どこでも観れる映像をコピーしているだけで、必然性は無い。Ebayは、Ebayでしか出来ない効率性、体験を提供して成功しているが、UGMはExclusiveではないのでダメ。

Dow Jones    ショート・フォーマットは、新聞ビジネスと同じ。それをマルチ・メディア・エクスペリエンスで提供している。

Cisco    マッシュアップは有望だ。

Q. アグリゲートするのと、しないもの、どちらが主流になるのか

TMS    番組にロイヤリティがあるのであり、ネットワークTV局には無い。

Tandberg    プレイリストがあるので、自分でアグリゲートすることは考えられる。コンテンツ・ビジネスは、ABC等も含めみなブロードバンドに載せ始めているので、CATVはお金をもらえなくなるのではないか?1回のダウンロードを2.50ドルとしても十分儲かる。番組へのアクセスが簡単になっている。

Dow Jones    ブロードバンドは、プロモーションのツール。無料の口コミの仕組みに、ハリウッドスタジオがやられてしまっている。

Tandberg     CATVは、これからも絶対にオープンにならない。

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2009年7月23日 (木)

短尺動画のビジネスモデル - Digital Hollywood Fall 2007 -

・ グローバルに考える

The Broadband Video Tipping Point: Availability of Vast Content and Multiplatform Portability - Advertising, Analytics & Distribution Strategies
- Todd Narwid, SVP of Worldwide Sales at Narrowstep
- Tim Street, Creator/Executive Producer, French Maid TV
- Jeffrey Peel, Managing Director - Quadriga Consulting for Crea8ivity.com
- Christopher Myers, Chief Operating Officer, SIVOO
- Brett Wilson, Co-founder and CEO, TUBEMOGUL
- Hayden Black, writer/actor/producer, Goodnight Burbank
- Susan Cashen, Vice President, Marketing, Mywaves
- David Bloom, Associate Dean and Chief Communications Officer, USC Marshall School of Business, Moderator

Thursday, November 1st, 2007, 9:30 AM - 10:45 AM Los Angels

Q. ビジネスの状況を教えて

Cre8tivity  ニッチ・マーケット向けにコンテンツを作っている。サブスクリプションで提携。

French Maid TV  6つのエピソードが2,300万回視聴されている。YouTubeでは、350万回。グローバルに考える必要がある。個人的には、HeroesはTivoで観ているが、チャンネルで見ているわけではない。Single Multi-Channelだといえる。

Q. ブロードバンドの登場による、インフラの今後の変化について、5年スパンで。

NarrowStep  インド人のオーディエンスは世界中にいる。英語のコンテンツは色々な国で観られている。オープンにした方が良い。

George  ロングテールの自体。Sports、Sex、Stupidity。私的なものを流しても誰も欲しがらない。消費者が欲しがるのは、例えばパンティ。9,700万回ダウンロードされた。スポーツは、ハイライトに人気がある。言葉が必要ない。

Cre8tivity  インタラクティブ性が大事。American Idolなどの例。

Q. モバイルにおける広告、スポンサーシップ

MyWaves  ネットで映像を観るのはタダ。いま20万チャネルある。今はCPMをベースにリベニュー・シェアをしている。ロングテールだけでやっているわけではない。Early Adopterは、モバイル・ゲームを沢山する。一般消費者向けには、よりグローバルに考える。

Cre8tivity  コンテンツに合わせてスポンサーを集って、シンジケートすれば番組の価値が上がる。

George  広告代理店はライブイベントを求めている。Yahoo! Sportsではすぐに対応でき、500万人が観たイベント。TVは生中継の枠が無ければ対応できない。

French Maid TV  広告の評価基準がまだ無い。今のニューメディアは、前のメディアで使っていたものをそのまま使っている感じ。

Burbank  プリロール広告をやっている。SNSをブラブラするのと、無料でコンテンツ視聴するのは同じでない。

Tubemogul  消費者のデータを売っている。広告枠を買うよりも、面白いクリエイターを雇って、コンテンツを作った方がよい

Q. Creeativityとは

French Maid TV    「Be Funny, Be Sexy」スペクタクル性がまずあり、ストーリーがそれに続く。スターウォーズがその一例。コントロールをしたいからポッドキャストでやっている。購読者の人数がバリューを決める。

MyWaves    PCよりもモバイルでウェブにアクセスする人が多い。WAPで提供するのがメリットがあるのか。

Cre8tivity    3GSMでは、Bollywoodが大量にスポンサーになっていた。

Q. ユーザーがレベニューシェアに参加すべき(REVVERの例など)

French Maid TV  50%、50%で実際にシェアしている。第3者が転送し、再生されれば、さらに20%の収入になる。

Tubemogul  AdSenceやYoutube。電話会社はゲーム・コンテンツに注力している。それを売れば、ビジネスにつながる。

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ミュージシャンの売り込み方 - Digital Hollywood Fall 2007 -

・新たなメディア、イノベーションに、音楽業界は人脈はない。音楽業界から働きかけるべき

Music 2.0- The Revolution Continues- Broadband Music- Subscription Services and Platforms in a Music 2.0 world

- Eric Garland - CEO, Big Champagne
- Lee Knife, General Counsel, Director of Business and Legal Affairs, Digital Media Association (DiMA)
- Will Urban, Former SVP/Creative Development, MP3.com
- Jeremy Wineberg, Co- Founder/A&R, Invisible DJ Records
- Ricky Schultz, Consulting Managing Director, Resonance Records
- Jeff Leven, Attorney at Davis Shapiro Lewit & Hayes
- Guy Eckstine, co- founder/CEO, MIAATV.COM, Moderatorsic 2.0 – Revolution Continues

Wednesday, Oct. 31st. 12 Noon PM, 2007, Los Angels

Q. アーティストはどのように収入を得るのか?

- 楽曲を作ったら、どのようなメディアであれ、メディアを介して売る
- 未だにTV等にライセンスを売るのは大きなビジネス
- モバイルは、小額のビジネスながら、規模は大きい
- MobiTVのような融合事例もある
- 業界は人脈ビジネス。
- 新たなメディアには人脈がなく、音楽業界側から働きかける必要がある
- スターバックス等、新たな配給網も同様。
- 今までのビッグ・ビジネスとは異なり、違う姿勢で取り組む必要がある。

- ローカルの無名バンドにとっては、選択肢が増えている時代。

Q. 人気がある、ということの基準は何か?

- トップ10というのはCDの売上げに基づく。
- 『ポピュラー』の基準が多様化している。

- レベニュー・シェアのモデルになりつつある。
- 小額のものを集める方向に変わって行っている。

- ローカルバンドでも、人気が出れば、楽曲だけでなく、ファッション等色々なものに波及できる。
- マネタイズはパッケージだけではなくなる。
- MTVはビデオばかり流していたが、今はティーン向けのファッション等にも注目。

Q. 携帯電話は、グローバルな音楽流通になりえるか?

- 道を歩いていて、好きな曲が聞こえたらそれをダウンロードして聞く、というような利便性。
- 米国で売れている端末はRAZR。でもRAZRには音楽機能はない。⇒配信について積極的になりつつある。
- クオリティは、64kか128kで十分。

- 利便性は重要。Verizonも1.99ドルのダウンロード・サービス。実際は2.49ドル。
- サービスは良くないにせよ、この先の市場ではある。
- 中国でもインドでも携帯は、生活の一部。音楽がそこに入るのは自然なこと。
- リングトーン、リングバックトーンの市場は既に大きい。音楽のモバイルへの広がりは期待できる。

Q. クリエイターが売り込むにはどうしたらいいか?

- アカウント・メディア・ディレクター(広告主)に売り込むのが良い
- 市場が細分化している
- トヨタのどの車にフィットするものなのか、というところまで絞り込むべき
- キャンペーンも、前もって組み立てている。1年以上先を見越して持ち込む。

参考 ミュージシャンの売り込み方2 2009年版

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2009年7月14日 (火)

短尺、ロングテール、双方向性・・・将来のコンテンツの姿 - Digital Hollywood 2007 -

・ディスティネーション・サイトの構築が困難

・番組のブランド化が重要

Broadband as a Strategic Entertainment Platform: Content, Advertising and Brandingas a Strategic Entertainment Platform

Tuesday, October 30th, 2007
3:50 PM - 5:00 PM Los Angels

- Matthew Evans, Vice President, Digital Media and head of NBC Universal Digital Studios
- Jon Vlassopulos, VP, Digital Media, Endemol USA
- Betsy Scolnik, President, National Geographic Digital Media
- Brent Weinstein, CEO, 60Frames Entertainment
- Joe Michaels, Senior Director, Business Development, MSN Entertainment & Video
- Jeff Berman, GM, MySpace TV
- Tim Chang, Principal, Norwest Venture Partners, Moderator

Q. コンテンツサイドから見るとブロードバンドのプラットフォームは、統合したり多様化しているように見える。広告など、新たなビジネスモデルは無いか?

MySpace  SNSは、SNM、つまりSocial Network Mediaである。ユーザは、「We」 (⇔You)で発想する。SNSは、Deep Community Experienceである。ユーザになるべくワンクリックで済むようにサービスを提供している

60Frames  UGCが盛り上がっているが、質は良くない。プロフェッショナルはコストが掛かる。60Framesは、その中間を狙っている。しかも、アグリゲーションでなくて、オリジナルで勝負する。料理が上手かったり、趣味の世界で才能がある人はいる。オリジナル・コンテンツや、そのマネジメントの事務所機能もビジネスモデルとして成立する。音楽産業は同じ流れにある。才能のある人は、どこにでもいる。それを発掘して、コンテンツを制作する。

NBCユニバーサル  ロングテール・コンテンツが新しいモデルになると思う。特に、参加型の番組(例:Junior Brat)には可能性がある。ライセンス購入ではなく、NBCユニバーサル自前で作っている。

Endemol  双方向番組を10年以上作っている。最近、コムキャストと番組を作った。視聴者の50%が番組に参加した。また、キッズ向けの番組も成長すると思う。ウェブでのゲームとTVの融合をBBCのCBBCでやっている。

Q. オンラインの番組はTVとどのような関係があるのか?

National Geographic  短尺映像をオンライン用に制作している。それをユーザがシェアし

たり、会話のネタにしたりする材料になっている。ユーザーがコミュニケートするのは、買ってきた番組を集めるだけではダメで、ナショナル・ジオグラフィックは、オリジナル番組だから可能になtっている。また、毎日メールニュースを出している(かなりのロングテール)。これもオープンにしていて、ファン同士のコミュニケーションが盛んになっている。一方通行の会話ではダメ。

Q. ネット上のコンテンツはコンテンツホルダー側のコントロールを失うことになる。良いことか、悪いことか?

Endemol  (制作者側の立場から)デスティネーションをどこにするかを決めるのが困難。番組のブランド作りが大事。

National Geographic  ウィジェットに注目している。ただ、ウィジェットの貼られ先までコントロールできない。要注意。

Q.  Loss Controlになった場合のリスク

60Frames  オンラインでやる場合、綿密な計画でなく、成り行きでリスクを埋め合わせている。

National Geographic  小規模だからそうできる。自分のブランドに忠実であるべき。

Endemol  ブランドが大事。

NBCユニバーサル  ブランドも大事だが、ブランドを作っていくのは困難。

Q. 今どのようなコンテンツを考えているか?

National Geographic  Tell Story。この番組が、どれだけ違っていて、どれだけ特別がを伝える。Stand Aloneの番組ではダメだ。

60Frames  短尺の番組はコメディ。これからはウェブでの長尺番組が成長するだろう。

MySpace  自分たちのプラットフォームで自動的に番組が作られていく。

NBCユニバーサル  伝統的なマスメディアは今でも利益があがっている。広告主は、リスクをとって投資しているようなもの。

Q. オンラインの広告モデルについて

Endemol  新たな広告統計手法が必要。

MySpace  ウチのデータベースを使えば、自然にデータが揃う。

60Frames  今までのメディア・バイヤーは、この時間帯だから、このくらいのオーディエンスが見込める、という予測で広告枠を買わされてきた。自分たちは、ターゲットにあったコンテンツを作っている。(ターゲットありき)それは、広告主にとって、コストの削減につながっている。

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メディア・ビジネスからコンテンツ・ビジネスに再定義される映像市場 - Digital Hollywood Fall 2007 -

・ケーブルテレビの後追いはしない
・映像市場は、メディア・ビジネスからコンテンツ・ビジネスに変化している

Hollywood and the Digital Consumer: How Technology, Content and Services Establish the Next Level of Consumer Entertainment Experience
2007.10.30 10.45- Los Angels

- Shawn Gold, SVP, Marketing & Content, MySpace.com
- Amy Friedlander-Hoffman, Senior Vice President, Programming, AT&T Operations
- Claudia Strauss, Managing Partner, Kirshenbaum Bond + Partners
- Jason Hirschhorn, President, Sling Media Entertainment
- Donick Cary, Executive Producer, “Lil’ Bush”
- John Penney, Global Strategy, IMG Global Media
- Ira Rubenstein, Executive Vice President, Digital Sales and Marketing, Sony Pictures,

Q. コンテンツの発掘

MySpace  アルゴリズムで機械的に見つけ出している。コンテンツの3分の2は、アルゴリズムで増えていっている。

Sling Media  SNSはデバイス。コンテンツを見つけるためのデバイス。ディスティネーション・サイトの定義が今後は大事になる。ウィジェット、ロケーション・フリーなども出てきている。(Slingはデスティネーションを他の場所に移している)

AT&T  オーバーラップすることが大事。STBは、年代ごとに変わってしまう。

Sling Media  CBSは、TVだけでなく、ネットへのExposureを増やしている。

Kirshenbaum Bond  ユーザの視点。コンシューマが何に対してValueを感じているのか?番組にはTargetablityが必要で、どの個人にターゲットできるか、というポジショニングが広告主にとっては大事。

MySpace  タグ付けが、新たなコンテンツの発掘につながる。

Q. コンテンツのクオリティ

AT&T  映像検索は大事。コンピュータが、一般消費者をプロデューサに変えた。UGC

は、作った人たちの趣味を把握することによって予測できるのではないか?

Sling Media  クオリティは主観的。誰が決めるのか?コンシューマではないのか?プロ側ではないだろう。ブログは、数多く登場した結果、一定の品質が保たれている。技術的な背景ではなく、中身が問題。

AT&T  フィルターやセンサーは必要ないのかもしれない。

Q. 消費者は、同じ単語でタグしたり、人気があるコンテンツがクオリティが良い、というが、消費者はみんな同じコンテンツを欲しているのか?

Sling Media  TiVoの人気は、ユーザーが同じコンテンツを欲しがっている証拠だが、社会全体としては多様なニーズがある。Slingのコンセプトは”People enjoy media more than before”。

AT&T  TVのサイズ。大きさは多様になっている。メディアを管理することが大事。

 

Q. YouTube等による10分等、短い時間の番組が盛りあがっている。30分、1時間というフォーマットは難しいのではないか?

AT&T  平均的に見る時間は大きくは変わってない。番組によって異なる。

Q. TVに対してインターネットでアクセスが増えている。ネット配信をする事業者はどのような付加価値で組み立てているか?

AT&T  CATV等の既存事業者の後追いはしていない。ニッチなプログラムを開発を進めている。

 

Sling Media  ABC.comやMySpaceはアグリゲートしてるだけ。

Q. 今一番好きなテクノロジー

MySpace  GPS
AT&T  携帯のQRコードを活用した映像配信、音声認識、ビデオ検索
Sling Media  iPhone、ノキアN95
Kirshenbaum Bond  広告

Q. 技術面でのKey Issue

Sling Media  権利の問題。音楽ビジネスはダメになってしまった。映像ビジネスも組合(ギルド)のように縦割りになっているが、このままでは乗り遅れて、音楽業界のようになるのではないか。

AT&T  音楽でのプリンス、Dave Matthewsの動き。脚本家がストライキを起こしたりすることが問題。

Q. コンテンツの価値を図る基準は何か?

SlingMedia   ブロックバスターは、何万本ものコンテンツを送っている。アグリゲータとしてのメディアの役割は終わっている。メディア・ビジネスからショウ・ビジネスに移り始めている。番組のブランドが測定基準。

Q. 番組を作るのに掛かるコストをどう算出するのか?

AT&T 観た人の数などをしっかりと把握する。それは従来の営業部隊には任せて置けない。

Sling Media  Facebookは好きだが、早くマネタイズの方法を見つけ出す必要がある。

Q. 好きなサービスは何?

MySpace  DVR
AT&T  リモート・コントロール
Sling Media  自分

(セッション後の立ち話)

AT&T

どんなコンテンツを買っているのか?
・ジャンルのこだわりなく、コンテンツ・プロバイダから直接買っている。
・編成の仕事は盛り上がっている。
・スタッフは20人くらい

Sling Media

・日本に注力する予定はない。

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2009年7月 9日 (木)

ミドルマン排除の法則はテレビでも起きるか - Digital Hollywood Fall 2007 -

Television 2.0: Cable, Telco, Satellite, Broadband & Mobile Redefine the Future of Entertainment and Communications
2007.10.30 Los Angels
- Ryan O’Hara, President, TV Guide Network
- Steven Abraham, Global Leader, Media & Entertainment Practice, IBM Global Business Services
- Bruce Gersh, Senior Vice President, Business Development, ABC Entertainment & ABC Studios
- Peter O. Price, President and CEO, The National Academy of Television Arts & Sciences
- Aditya Kishore, Senior Analyst, Heavy Reading
- Shahid Khan, Partner, Interactive Broadband Consulting, LLC, Moderator

Q. タイムシフトについて

ABC   視聴者と広告主の両方にコンテンツを作っている。双方への取り組みを続ける必要がある。

TV Guide   トラディショナルなメディアが揺り動かされている。Veohのような例は、あっという間にタイムシフトがメインになりつつある。CATVすら100チャネル、ウェブで増え続ければナビゲーションの問題

ABC  コミュニティを視聴者間で作りたい。ダイレクトの関係がTV局の環境を変化させている

IBM   タイムシフトによってコンテンツが色々流れ、広告機会は増すことになる

NATA   TV業界にはサイロが沢山ある。プロフェッショナルの人がサイロ化していたが、いまや誰もが製作も流通もできる。「Describe Yourself」の時代。エミー賞でもブロードバンド・ドラマ賞を創設した。サイロを作って篭ってるプロフェッショナルに対し、誰でも戦えるようになって状況は複雑化している、しかし、インディペンデントでも戦えるようになっていて、表彰の対象にもしている。新聞社等も、自分でビデオを作って勝負している。

Q. 5年位前は今とは状況が違う。それを踏まえ2012年を予想すると?

Heavy Reading   Multi-Screenになっていく。Linear-TVは5年後もある程度の市場を持っている。

TV Guide   STBがLow Power Computerになり、重要度が増す。視聴者にとって、多様な選択肢ができる。TVに飽きたら、ネットにそのままアクセスする、など。

ABC   視聴者の行動に沿って、テクノロジーが発達する。UGCがどんどん進み、ストライキが起きる。

IBM   モバイルとHDが来る。日本や韓国を見ると分かる。SNSは、特定の層に流行しているわけではない。すべての層に使われている。

NATA   消費者は、技術には関心はない。Lean Back(TV)かLean Forward(PC)か、有料か無料かを気にする。視聴は多様化しているが、ヒスパニック向けの放送局では、家族でTVを見るような場面がいまだに出てくる。本質的なところは変わらない。

Q. Tivoがない時のTV。タイムシフトがないとしたら。

ABC   TVの視聴者は40代、ABC.comは20代。メディアによって層が違うから、コンテンツも変えている。Launch Multi-Platformにして、色々なメディアにブリッジをかける戦略が大事。携帯が重要に。TVは基本的に受身で見るもの。PCや携帯で、同じブランドでどう提供内容を変えるのかが大事だ。

Q. UGCは、素晴らしいものは少ない。

ABC   オープンに考えている。日曜の夜の番組のサイトで募集もしている。ただし、主体は当然プロ・コンテンツ。

NATA   MySpaceは、UGMのコンテストをやっている。スカラシップで育成もしている。ネット上のネットワークでコンテンツを広めようとしている。MySpaceユーザの50%以上は30歳以上。ネット・コミュニティにおいても、多様な世代が集い融合している。TVディレクターの経験のある人もコミュニティの中にはおり、その経験を生かして、ショート・フォームのフィルムだけでなく、長いものも出てくる。

TV Guide   ナビゲーションと検索が大事。レコメンド機能やスクロール等のインタフェースを強化。

Heavy Reading   ビジネスモデルの観点では、UGMの測定の仕方が大事。広告収入につなげる上で。

Q. 誰もコンテンツを作って流すようになると、ディストリビューターが排除されるのでは?

Heavy Reading   コントロールしなければならないポイント。上手く立ち回る必要がある。コムキャストはスタジオになりつつある。パイプだけじゃダメだと考え、製作に乗り出している。

TV Guide   YouTubeも最近はプログラミングをやっている。ディストリビューターは自社のブランドマーケティングをする必要がある。ABC.com限定で特定のスポンサーをつけるようなやり方でなくて、Multi-Platformでやるべき。

NATA   デジタル・メディアを活用しなければならない。視聴者は、コンシューマである前に市民だ。一方通行のコンテンツに将来はなくなる。これからは、Social Recommend Entertainmentだ。ブロードバンドが普及すれば、エラいことになる。YouTubeだけではなくなる。

ABC   番組のライセンスは、通信事業者には与えていない。Cliffがある。通信事業者がどれだけオーディエンスを確保できるのか。制作費が掛かっていることを考慮しなければいけない。

参考 ロックメディア 第23回 Over-the-Top 2 減るケーブル、増えるHulu、どっちでも儲かるハリウッド

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