« ケーブルチャンネルのインターネット配信とスマートテレビの考え方 | トップページ | アメリカのテレビ局のローカル広告 - CBS と NBC Non Stop- »

2011年10月28日 (金)

コムキャスト、ケーブルビジョン、モトローラのパネルディスカッション

XfinityTablet

Comcast :  我々はケーブルテレビで、テレビの視聴体験を拡大するのが役目だ。アプリは機器の機能を拡張する。コンテンツを検索、共有、レコメンドする。

CNN : コムキャストはNBCユニバーサルを買収する。それは、コンテンツ・イズ・キングなのか?それとも、コンテンツ流通がキングになるのか?どちらの戦略なのか?

Comcast : 私は誰がキング、クィーンかなどと考えたことはない。ビジネス的に大事なことをするだけだ。ケーブルテレビビジネスは未だに凄いビジネスだ。小さなケーブルテレビ企業を買収し、大規模化し、AT&Tなどに対抗する必要がある。NBCユニバーサルの買収は、新たなコンテンツの姿、新たな顧客への提案のために必要だ。海外進出、イノベーションのスピードアップなどでもシナジーが出せる。NBCユニバーサルの買収は、ロジカルだし、1年前よりも今のほうがさらに今後のビジネスに自信を持っている。(参考: コムキャストのNBCユニバーサル買収のまとめ)

CNN : ケーブルテレビオペレータとチャンネル側、どちらがこのデジタル・トランジション時代を上手く乗り切っているのか?

Motorola Mobility : 4Gでは、50Mbsでコンテンツがダウンロードできる。現在、90%のコンテンツは、ケーブルテレビや通信会社のブロードバンドで流通している。では、モバイル・ブロードバンドが整備されたら、どうなるのだろうか。

CNN : 私はブラックベリーを使い、AT&Tを使っている。ベストなサービスではないが。。モバイル分野は、コンテンツにとってもっと競争が激しくなる市場なのか?

Cablevision : 我々はニューヨークのメトロポリタンエリアで、ブロードバンドとWifiサービスを提供している。公共空間にも提供しているし、駅などにも近い将来提供したいと考えている。自分たちのビジネスもWifiを通じて提供できるように移行させている。HD映像やリアルタイム放送をフルに、色々なデジタル機器で見られるように考えている。2011年第1四半期のブロードバンド売上は、去年のどの時期よりもよかった。回線スピードを改善され、売上も伸びた。Wifiサービスも整備した。コムキャストがフィラデルフィアで実施し感じたように、我々もWifiはゲームチャンジャーだと思っている。しかし、シリコンバレーのエコシステムは、これからもサステイナブルなのか疑問だ。2020年代に、どれだけ回線スピードが早くなっているかわからないが、我々は投資し続けなければならない。

CNN : これからもセット・トップ・ボックス(STB)は必要なのか?

Comcast : テクノロジーの発展で、STBは小型化する。テレビに取り込まれるという話もあるが、DVR(録画機能付きSTB)にはまだニーズがある。セキュアで使いやすく、最新の流通環境を整えなければならない。そうした考えを踏まえた新たなインタフェースが、次世代Xfinity(参考:Xfinityのまとめ)の紹介で伝えようとしたことだ。(参考:Brian Roberts基調講演) 機器へ多様なコンテンツが配信がされるようになれば、スクリーンのインタフェースはますます複雑になる。だから交通整理が必要だ。STB、リモコン、毎年新たな発展がある。今年のCESでサムスンとSTB無しでコンテンツ配信する仕組みをデモした。

Cablevision : このタブレット機器にコンテンツを配信するときには、STB不要だ。バーチャル・ボックス的なものがテレビに内蔵されるだろう。

CNN :  この業界で、最大限クリエイティビティを発揮できるとしたら、なにを解決したいか?

Motorola Mobility : ブロードバンドの帯域がとても重要になってくる。一度、ブロードバンド環境が整備されたら、子供たちは、自分の持っているどの機器でもコンテンツを楽しめることに気づく。ユーザ・インタフェースの変化、今後ますますスピードアップする。ソーシャル、グラフィカル、インタラクティブ、ガイダンス、パーソナライズなどなど。周波数帯域は限られており、映像サービスが盛んになると不足する怖れはある。しかし、ホームネットワークの整備はコンテンツ産業にとってチャンスだ。

Cablevision : インタラクティブコンテンツや広告が成長している。コンテンツのレコメンド的なサービスを提供できるのはとてもエキサイティングである。

Comcast : テレビジョンを忘れてはいけない。この2年でアメリカ人の50%がテレビを買った。60インチの大画面や、高細度のテレビだ。デジタル機器も大量に出回っている。我々はこれらのデジタル機器とテレビを効果的に結合させることだ。それには、クラウドを活用することだ。クラウドはゲームチェンジャーになるパワーを持っている。ブロードバンドに関しては、グーグルはブロードバンドが無ければ存在していない。アプリなども、数年前にはテレビに搭載されるなんてことは誰も思いつかなかった。新たな未来に投資を続けるだけだ。

2011年6月16日 10:00
シカゴ、Cable Show

Erin Burnett, CNN
Sanjay Jha, Motorola Mobility
Brian Roberts, Comcast
Thomas Rutledge, Cablevision Systems Corporation

« ケーブルチャンネルのインターネット配信とスマートテレビの考え方 | トップページ | アメリカのテレビ局のローカル広告 - CBS と NBC Non Stop- »