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2010年2月22日 (月)

家電メーカーは、ダメなんだろうか??そしてVIZIOの出現

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アメリカのヤマダ電機、Best Buyに行くと、VIZIOというテレビがやたら置いてある。調べてみると、VIZIOは、最近できたテレビメーカーのベンチャー企業だ。中国系アメリカ人が西海岸で創業している。工場を持ってない・・・

なるほど・・・デジタル化って、テレビすらパソコンと同じで、誰が組立てても同じになってしまうのか。。

そのVIZIOが、スーパーボウルで流したテレビCMが少し話題を呼んだ。どこが?というと、facebookやツイッターが簡単にできることをはっきり打ち出したからだ。

これぞ、欲しかったテレビだよね。なぜ、パソコンで映像を見るのか?というと、好きなシーンだけを好きな時に見たいから。テレビは大きくて、画像が奇麗だけど、テレビ局が決めた時間にしか番組は見れない。

もし、好きな番組を好きな時に大きなテレビで見れたら・・・それがベストだ。それは、テレビでインターネットが見れればいい。

それを去年実現しかけたのが、ウィジェットTVだった。しかし、Best Buyに行っても、ウィジェット搭載のテレビにお目にかかることはなかった(泣)

今年のCESでウィジェットを搭載したテレビを展示してたのは、VIZIOだった。。。VIZIO、凄いヤツ・・・

家電メーカーの人は、「自社製品に汎用性のあるサービスを搭載することは難しい」という。「自社独自技術を開発して競争してきたので、他社のサービスを導入するDNAがない」って。。。なるほどねぇ。難しいんだなぁ・・・

と諦めてたとき、出てきたのがVIZIOだ。えぇ・・・テレビでベンチャーという組み合わせが、思いもよらなかった。テレビは家電メーカーが君臨し続けるのかと思っていた。

そしたら、ベンチャー企業が、みんな(って誰?って話もあるけど)が欲しかった(多分)テレビを出してくれた。パソコンぽいテレビ?テレビぽいパソコン?・・もーどでもいい。とりあえず、大画面でネットも見れて、放送も見れればいいんです。

しかし、こんな新陳代謝が起きるなんて、なんて面白いんだ。デジタル化って、こういうことなんだねぇ。

家電メーカーの技術はもういらないんだろうか?僕の3つ年上の先輩は、社内失業中だ。今までのアナログで鍛えた技術が、要らなくなってしまったから。。テープ録画がハードディスクに代われば、テープ関連の技術者は失業してしまう。。。(ショック)

今年のCESでビックリしたのは、電子書籍リーダーがもう既に低価格化が進んでいることである。これiPadでしょう、っていうデバイスが飾られていた。ASTAKという台湾メーカーは、HD動画が見れるデバイスを6月に売りだすという。androidで動く。

デバイスは無料、メディアはプラットフォーム、コンテンツを制作できる人しか付加価値を生み出せない世の中なんですね。デザインも重要になってきます。

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2010年2月16日 (火)

米国5大メディアコングロマリットの売上推移

5大メディア・コングロマリットの売上・営業利益推移の表(PDF)ダウンロードはこちら

2007年1月から2009年12月まで。

Club Penguin のプリペイドカード

2007年といえば、テレビ局が「視聴者はテレビに戻ってきてくれる」と思ってた頃。MySpaceやYouTubeに番宣コンテンツを提供していた。また、ディズニーがClub Penguinを買収したり、CBSがLast.fmを買収したり、SNSをメディアとして取り込む動きも活発でした。

3年前はテレビに期待感があった

上図(PDF)ダウンロードはこちら

しかし、流れには逆らえず・・・

2008年3月にHuluを開始。インターネットはインターネットで完結させる方向に転換。広告は、テレビ+インターネット and 屋外看板など・・・

メディア・コングロマリットにとって、2006年10月にYouTubeをGoogleが買収してしまったのが、大きな分水嶺だった。。プロフェッショナルな、プレミアムなコンテンツを配信していても、HuluはYouTubeの視聴回数の10分の1だ。

Asus 

これからは、

スマートフォン、タブレット端末上のメディアとはなにか?がテーマに戦略を練るしかない。おそらく固定的なメディア、枠という概念より、プラットフォームがひとつの解だろう。

コンテンツは、映像・テキスト・音楽などが合わさったものになる。広告もだけど。

MediaChart

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2010年2月12日 (金)

オリンピックの放映権

NBCのオリンピック中継に関するメモダウンロードはこちら

TV Widget NBC Winter Olympic

アメリカNBCの五輪中継は、放映権7億ドル、収入10億ドルの商売

写真は、CES2010で展示されていたウィジェットテレビ。VIZIO。

★ 日本テレビ局のオリンピック放映権

- 2000年シドニー 1億3500万ドル ⇒ 20億円の黒字
- 2004年アテネ 1億5500万ドル
- 2008年北京 1億8000万ドル

- 2002年ソルトレーク 3700万ドル
- 2006年トリノ 3850万ドル

一括契約 325億円
- 2010年バンクーバー 60億円
- 2012年ロンドン 285億円

★ サッカー ワールドカップ放映権

- 2002年日韓 63億円
- 2006年ドイツ 140億円
- 2010年南アフリカ 170億円

・ 民放とNHKの共同購入開始時期
- 夏季五輪 1976年モントリオールから
- 冬季五輪 1998年長野から
- W杯 2002年日韓から

[2010年2月10日朝日新聞13版33頁]

参考

ロンドン五輪のメディア消費について

北京オリンピックとNBC

2010年2月 3日 (水)

タブレット端末を無料配布する新聞社やテレビが出ないかな

PDF資料(583Kb):電子書籍リーダー・タブレット端末のビジネスモデルと映像市場の変化のダウンロードはこちらから

アップルからiPadが発表された。スイッチ入れてすぐ映像が見れる。するとテレビってどうなるの?タブレット端末は、テレビの代わりになるだろう。

Makerbot Industries

■ 広告メディアとしてのテレビ

ドライブ、サーフィン、旅行・・・ 人は動きまわっているのに、テレビは動かない。

広告は人が集まっている場に宣伝ボードを構えるのが元々の姿だろう。電子書籍端末はハンディだから、動きまわる人についていく。。

■ デバイス(機器)としてのテレビ

タブレット端末は、ケータイは小さいし、遅いし、画質悪い し・・・というテレビメーカー側の言い訳をすべて打ち砕くだろう。映像は通信で見ることが普通になり、テレビもよりソーシャルな機能を付加することになる だろう。ツイッターやスカイプ付きのテレビが家電側の答えだ・・・

■ それに影響されるコンテンツ 

2010年代のコンテンツ=(テキスト+音声+映像)×シェア×双方向。 
友人と情報をシェアできるようなコンテンツの制作、提供が、一般的な考え方となるだろう。送り手のメッセージだけがつまった作品だけでなく、インタラクションがあって初めて完成する形態が増えていくだろう。歌舞伎のように。

■ 端末の無料化

端末で儲けるのは難しい。電子書籍リーダーは、既に価格競争になっている。Kindleに400ドル払うか、台湾メーカーの100ドル端末にするか?機能に違いはない。

■ コンテンツのビジネスモデル

プロコンテンツをメインに有料ビジネスを展開するプラットフォーム+端末の垂直統合型モデルと、プロシューマーを取り込み広告メディアビジネスを展開するYouTube的モデルが並立する。

デジタル世界は分散化、ロングテールは利潤が薄い。そのため、プロコンテンツだけでは、ボリューム不足だ。中間のメディア、プラットフォームは、プロシューマーの取り込みが必要不可欠だろう。

端末がコモディティ化すれば、取り扱いコンテンツのボリュームを増やす以外に、プラットフォームの成長戦略は無いだろう。

テレビ局、新聞社、既存の大手メディアが端末を無料配布する可能性もある。街頭テレビ、ADSL、ケータイ電話・・・端末を無料配布する戦略は古くて新しい。

■ DRM、垂直統合

DRMで有力コンテンツを囲い込む垂直統合戦略は、かつての音楽産業を想起させる。ユーザーとのいたちごっこが続いた結果、大手音楽レーベルは、現在DRMフリーの楽曲をMySpaceに無料で提供している。

音楽産業はライブで儲ける。

■ ジャンルを超えたコンテンツ

映像も音楽も本も見れる新たな端末には、ジャンルを超えた新たなコンテンツ、アート、表現が求められる。

プラットフォームはプロシューマーの取り込みが不可欠

タブレット端末以降の映像ビジネス

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