2007/09/14

名画★デスプルーフ in グラインドハウス

こんばんわ、名画★知ったかぶり、今週は、「デスプルーフ in グラインドハウス」です

【薀蓄】
タランティーノ監督待望の新作です。出演は、CSIニューヨークのエイデン、シーズン2で死んでしまったヴァネッサ・フェルリト、24にも出てたような・・・ラテン系の少しヤバイセクシー役として活躍しとります。たらこクチビルです。他にも「夜の大走査線」シドニー・ポワチエの娘、シドニー・タラチナ・ポワチエ、マリリン・マンソンと婚約していたローズ・マッゴーワン。「バックドラフト」「バニラ・スカイ」のカート・ラッセル。A~haに似てる。

【ちょっと】
どこかの雑誌の映画評で、「タランティーノの悪い癖で、観客を楽しませる前に、自分が一番楽しんでしまった」というのがありました。よくぞ言ってくれた。見終わっての感想は、まさにこの言葉に尽きます。不思議なのは、連続するスプラッター攻撃、血の海、エグすぎる衝突シーンが、何故か痛快感を覚えてしまうところです。世間一般で、生命の大切さ、殺人への罪を教育されているにも関わらず、ラストシーンで感じる爽快感。心の奥底に潜む残忍さへの快楽性を、浮き彫りにされた気がします。「嫌われ松子の一生」のラストシーンには、何故か嫌悪感を抱いたのですが。おそらく、勝利のデスプルーフと、敗北の暴力「松子」の違いなのでしょうか?もし、両方ご覧なれれている読者の方がいたら、ブログコメントで感想を教えてください!

【見る前に】
先週平日夜の六本木ヒルズ。観客は20%といったところ。男女半々でやや30-40代が多し。ほぼタランティーノファンだと思うのですが、至るところで、日本語的「オーマイガッ」笑いがおき、ラストシーンでは全員から拍手が沸きあがってました。タランティーノが自分で楽しんでしまった作品だけに、大オケだそうです。一般ウケはまずしないでしょう。細部に至るまで、ホントに映画が好きなんだなぁということは伝わる作品ではあります。

それでは・・・★

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2007/09/11

名画★トランスフォーマー

おはようございます!名画★知ったかぶりです!今日は「トランスフォーマー」

【薀蓄】
製作総指揮に、スピルバーグ。監督は、マイケル・ベイ、アルマゲドンとパール・ハーバーですね・・・ 主演は、シャイア・ラブーフ。アイ・ロボットなどの出演した21歳。速いセリフ回しがうまいなぁと思っていたら、LAのスタバなどでスタンダップコメディをしてキャリアをスタートさせたそうです。助演は、ミーガン・フォックス。いかにも中西部出身的な風貌ですねぇ。アメリカ人好み??他に脇役も結構ドラマで見かけた顔が・・・ション・タトゥーロは、昔バートン・フィンクで変な役をやった人。ジョン・ボイトは、真夜中のカウボーイ、アンジェリーナ・ジョリーのお父さん。それと、プリズン・ブレイクのスクレ、アマウリー・ノラスコがまたスペイン語しゃべってます。24の大統領ガードマン、アーロン・ピアースもカタール駐在軍の司令官のような役ででいます。

【ちょっと】
日本のアニメをスピルバーグが実写映画化という触れ込みが宣伝文句。サイトで見ると、実際見た人の感想がイマイチ・・・ということで期待せず、見たのですが、正直萌え~。普通に楽しめました。モトモト、プレデター対エイリアンとか好きなので、少なくともパール・ハーバーよりはよかった。。でも、シャイア・ラブーフがみんなを振り切って、宇宙のどこかから来たロボットとひとり戦ったり、ミーガン・フォックスがなんか足手まといになりそうでいて、ならなかったり、、なんか無理やり盛り上がりの音楽で二人のラブシーンとか、、単にトランスフォーマーってだけで、基本概念は、アルマゲドンと一緒です。ハイ。

【見る前に】
色々なメディアで露出され、褒められる映画も多いながら、ネットで実際に見た人の感想も読める今日この頃。王様のブランチや、文春、新潮などのオヤジ週刊誌、TVブロスやファッション系、サブカル系などの評を読みながら、場の空気、実際どーなの?ってところは、世の人はみんな鋭く読み取ってるんでしょうねぇ。9月のとある水曜午後、レディースデーで、この映画を選んだ女性たちで席は大体20%の入り。不必要に笑ったりしてたけど、あまり楽しめた様子は伺えず。。

それでは、また来週・・・★

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2007/08/31

名画★レミーのおいしいレストラン

みなさん、こんにちは!
名画知ったかぶり、です。
今日は「レニーのおいしいレストラン」

【薀蓄】
トイ・ストーリー、MR.インクレディブル、モンスターズインク、バグズライフなどなど、ピクサーの栄光とともに歩んできたション・ラセターが製作総指揮、監督は、MR.インクレディブルを監督したブラッド・バード。ビッグネームは揃っておりますが、製作のブラッド・ルイスのパワー不足か、おそらくブラッド・バードのアニメおたく根性が暴走してしまった作品。原題は、「Ratatouille」、ズッキーニとトマトなどの煮込みシチュー、フランス家庭料理。

【見る前に】
ストーリーよりも、CG技術の誇示に終わってしまった作品。ディズニーのストーリーテリング能力はどうしたのか??

ミッキーマウスとかぶるネズミのキャラクター映画を新たに製作したのは、ピクサーのディズニーに対する嫌がらせなのでしょうか??ディズニーは、ネズミのマークをつけたフランス料理店をディズニーランドに作りたいんでしょうかね・・

公開前の宣伝では、キャラクターをゼロから宣伝する困難さ、またパリ有名レストランでの食べ歩き取材など、映画製作裏側からのプロモーションが目立ってました。この手の「こんなに苦労したんだから見る価値アリ」論理ほど自己満足な価値観はありません。2時間現実を忘れて入り込むためにお金を払うのお客さんで、自分たちは高級レストランに制作費で行ってるわけですから。多分、プロモーション中に苦労話がストレートに記事になっているということは、全体をお客さんの視点で見ているプロデューサー、スタッフには苦労をねぎらいながら、顧客には優雅に振舞う作品のイメージを統括する役割が果たせてないのが伺えます。

ということで、この自己完結型プロモーションへの不安は、実際に映画を見て的中しました。まず、おいしいレストランの話なのに、ねずみの群れが画面いっぱいに駆け回るシーンにゾッとします。CGを使って、見事にネズミの躍動感はでていますが、そのリアル感にちょっと嫌悪感を持ちました。特に最初のシーン、天井が落ちてそこにネズミがたくさんいるというシーン、このシーンは必要なカットなのでしょうか??驚いて鳥肌がたちました。

厨房、料理の質感は実写のようなすばらしさです。ただ、その横にネズミも実写なみに描かれているので、あまり食欲がわきませんでした。。。

ネズミと誰かの追いかけっこのシーンがやたら多く、しかも長すぎるのも気になります。CGの技術を誇示するためだけに引き伸ばされた感が残ります。

【ちょっと】
週末土曜夜7時15分から、渋谷東映で。10%くらいの入りでしょうか?50人も観客はいませんでした。ほぼカップルに、女の子同士のお客、やたら大声で笑う男(←欧米か!)な感じでした。見終わっても暑すぎどこにも行く気のしない渋谷でした。

それでは・・・☆

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2007/06/23

名画★あるスキャンダルの覚え書き

こんにちは、名画★知ったかぶり、今日は「あるスキャンダルの覚え書き」です。原題は、「Notes on a scandal」格好いいですね

[薀蓄]
「めぐりあう時間たち」のスコット・ルーディン、ロバート・フォックスのコンビが、ゾーイ・ヘラーの原作を映画化しました。原作は、英国人ゾーイ・ヘラーがアメリカに滞在中におきた女性教師と教え子が関係を持った事件に、興味をそそられ、この小説を書いたといわれています。アメリカでは、女性教師がティーンエイジャーと関係を持つ事件が多く起きています。ちょっと記憶にあるのが、マリー・ケイ・ルトゥルノーという人が12歳の教え子と関係を持って、有罪判決を受けた事件です。日本では、男性教師の問題が多いですが、アメリカは逆なんですね。
このアメリカの事件を、イギリスを舞台に描いたのがこの映画・原作のミソです。アメリカが舞台だと、白人労働者階級のどうしようもない現実みたいなモノになってしまいます。映画の舞台の小学校も、ロンドン労働者階級の小学校、移民も多く通っています。そこに、ケイト・ブランシェット(名演技)演じる美術教師は、元パンカーの中流階級。ジュディ・デンチは、厳格な老教師(レズ?)。ハリーポッターのような英国の規律なる学校だからこそ、教師と生徒の関係が余計輪郭がはっきりするのだと思います。監督は、リチャード・エアーです。

[ちょっと]
ジュディ・デンチの怪演。市原悦子に見えてきました。こういう映画をもっと宣伝したらいいのにと思います。映画サイトも明らかにお金がかかっておらず、かわいそう・・・「ぴあ」のこの映画についてのサイトのほうが充実しています。

[見る前に]
6月22日金曜日17時30分から、日比谷シャンテ・シネ。雨やどりにたまたま入ってみた映画です。お客さんは、20人くらいでしょうか?ほぼ中年と見える女性。男性は、3人程度でした。見た目堅そうな人ばかり、この作品見て何想うんでしょうか?
ちなみに、この映画の「ぴあ」サイト、私も告白します、という掲示板が地味に面白いです。
http://www.pia.co.jp/cgi-bin/cinema/bbs/view.cgi?ptn=070524_notesonascandal

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名画★知ったかぶり プレステージ

こんにちは、名画★知ったかぶり、今日は「プレステージ」です。

[薀蓄]
監督は、「メメント」のイギリス人、クリストファー・ノーラン。脚本は、またも弟のジョナサン・ノーラン。主演は、オーストラリア人のヒュー・ジャックマンに、イギリス人のクリスチャン・ベール。それにスカーレット・ヨハンソン。イギリスからは、マイケル・ケインとデビッド・ボウイも登場するのが話題です。原作は、3人目の「クリス」トファー・プリーストの「魔術師」。

最近アメリカの新聞を読んでいたら、ハリウッド俳優のギャラが高いので、イギリス人俳優の人気がでている、という記事がありました。この「プレステージ」も、脇役までイギリス人で固めた、大英帝国映画なんですね。舞台も、19世紀のロンドン、ブリティッシュ・アクセントが心地いいです。ちょっと昔のヨーロッパを舞台にする映画は、日本で言うと時代劇なんでしょうか・・・イギリス英語をアメリカ人が聞くのと、現代語だけど「~候」とか「ござる」とかの言葉使いを我々が聞いて感じるのは、同じ効果なんですかね。。

[ちょっと]
パフュームもそうでしたが、昔のヨーロッパ舞台の映画だと、どうしても暗いシーンが多く、最初話の筋についていけませぬ。。。コロラド・スプリングス、エジソン、など事前の知識がないとわからない点もあります。映画が世界的に大ヒットするには、誰もが事前知識ないように作らないと世界的にヒットしないですね。パイレーツ・オブ・カリビアンなどは、上手く作ってるなと思います。

[見る前に]
6月9日土曜日19時から、有楽町スカラ座。宝塚の出待ちを横目に。ここの映画館は、空いてるわりに、座席が豪華で好きです。場所も、銀座・有楽町の人混みを抜け、落ち着いた場所。オススメです。お客さんは、50人程度でしょうか。開演後も余裕で座れます。終了後の盗み聞き、「最後でやっとわかったよ」
ちなみに宝塚出待ちも、必見です。

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2007/06/01

名画★パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

こんにちは、今日は「パイレーツ・オブ・カリビアン3」 です。

[薀蓄] 

ジェリー・ブラッカイマー製作、監督はゴア・ヴァービンスキー、脚本テッド・エリオットのトリオが送る3作目。ヴァービンスキーは、ブラッド・ピットの「メキシカン」のようなロードムービーも撮ってます。脚本テッド・エリオットは、「シュレック」が一番売れた作品でしょうか?今回は、アジア市場を狙ってか、チョウ・ユンファがでています。また、キース・リチャーズのスパロウ父親役も見所でしょうか。

[ちょっと]

2作目のスピード感は、あまり感じられませんでした。。。 海賊同士のつながりが結構複雑で、話の筋がいまいちわからないのも原因かなと思います。チョウ・ユンファもちょっと中途半端な出方で残念でした。また、キーラ・ナイトレイの力入りすぎ演技も、ちょっとムリですね。もう少し、ジャック・スパロウの出演を増やしたほうが、映画全体がピシっとなってのでは、と思います。読者の皆さんはいかがお考えでしょうか?

[見る前に]

平日20時から、六本木ヒルズは、超満員。18時半にチケット買いに行った時点で、「大変、混み合っておりまして、、、」といわれ、独りで見に行ってる人にとって最悪・・・カップル同士が座る真ん中で見ました。独りスーツサラリーマンに冷たくも威嚇するカップル男、彼がドーンと置いたコーラLサイズが左右のカップホルダーを占領、寂しく見ました。。

masamasaさん、メールありがとうございます! 感想です

パイレーツ3、早速観に行ってきましたよ~!僕は2を観ていないので、どうかな?とは思っていました。実際、最初はそれぞれの同盟関係がよくわからなかったのですが、話が進むにつれて騙し騙され合いの連続に目が話せなくなってましたね。時間的には結構長い映画でしたが、童心に戻って素直に楽しめた3時間でした!

2作目デッドマンズ・チェストの批評

ジェリー・ブラッカイマー製作の「デジャヴ」の批評も合わせてお楽しみください

ブエナ・ビスタの発表によると、このパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドは、全国885スクリーンで公開された3日間で、19億3800万円の興行収入。今までの最高額は、2002年ハリー・ポッターと秘密の部屋の18億8590万円でした。

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2007/05/18

名画★批評 ストリングス

こんにちは、今日は「ストリングス」

[薀蓄]

監督は、エヴァンゲリオンの庵野秀明。オリジナルは、デンマーク。制作費6億円だそうです。チェコのクレイアニメを思い浮かべながら、見に行ったのですが、ちょっと期待はずれでした。人形の顔の表情が全くないので、物語に入っていけません。。常に雨が降っているのも、なんか気持ちが暗くなりんす。

[見る前に]

スマップの草彅剛、香取信吾、中谷美紀、劇団ひとり、などなど声優のキャスティングは、この映画を多くの人に見てもらう作戦として、評価できます。しかし、なんといっても暗い。。。ストーリーもなんだか独りよがり。アイデアの盛り込みが少ない作品は、文章でも映像でもこういう単純な話になってしまうのでしょうか。ストリングスというシンプルコンセプトだけが魅力。

[ちょっと]

ゴールデンウィークの六本木ヒルズ、夕方。バベル、スパイダーマン3を見る人でごった返す中、まぁこれでもいいかと見にきたと思われる人々で、会場はほぼ満員。ほとんど女性でした。スマップの草彅剛、香取信吾ファンか?終了後のトイレ付近の声「つまらなかったね」「目がとじないんだもん」「そうそう」・・・同感です。

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2007/05/17

名画★ロッキー・ザ・ファイナル

こんにちは、今週は「ロッキー・ザ・ファイナル」です

[薀蓄]

監督、作品については、もう語ることもないでしょう。シルベスター・スタローンが、監督・脚本・主演を務め、フィラデルフィアで撮影。1作目を思い出させる映像になっています。1作目の公開は、1976年。今から30年前です。同じ年の公開作品には、「タクシー・ドライバー」があります。「タクシー・ドライバー」といえば、今年アカデミー賞獲得のスコセッシ監督、デ・ニーロ、ジョディ・フォスターが出てました。デ・ニーロもタクシードライバーで肉体を鍛えてましたが、スタローンもいまだに裸になれるのはすごいですね。しかし、先日オーストラリアで持込禁止のステロイド剤を持ち込んで逮捕されてましたが。。。

[見る前に]

非常にコンパクトにまとめれられた作品です。余計なシーンを削ぎ落として、娯楽に徹する。スタローンは、お客さんが何を求めているのか、またこの作品がどんなものなのか、熟知しているのが窺えます。とにかく、見ている間中、なんのストレスもない作品。

[ちょっと]

公開2週目、新宿、雨の金曜夜8時の回。元、噴水だった場所をグルリと囲む映画館の看板。スパイダーマン3、バベル、ハンニバル、ダイ・ハード4.0・・・その中で、ロッキーを選んだ人で、劇場は8割のいり。ほとんどが、30代半ば以上と思しき、サラリーマン。しかも独り。フィラデルフィアも雨に煙る肌寒い街なイメージがあります。映画終了後は、みんなロッキーになった気分な感じ。ロッキー見るなら、雨の金曜最終回、コマ劇場が似合います。

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2007/05/13

名画★ バベル

こんにちは、名画知ったかぶり、今週は「バベル」です

[薀蓄]
バベル、神が言葉を変えたために、お互いに理解できなくなり、壊してしまった。それがバベルの塔。映画もタイトル通り、お互いにコミュニケーションできない身の回りの人々の悲劇が描かれています。けれど、モロッコ、メキシコ、東京、身近ではコミュニケーションできない人々の出来事が、地球上で繋がっている、という二重構造。
監督は、メキシコ人、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザのメキシコ俳優陣、また、モロッコ俳優陣が印象的です。ハンティング・ガイド、アブドゥルカデル・バラ、弟ユゼフ役、ブケル・アイト・エル・カイド、ガイド役サイード・タチャーニ、など。。

[見る前に]
外国人が感じる東京の雰囲気は、とてもアンビバレントです。ロストインモーションと同じような印象を受けました。海外旅行に行ったあとに、日常生活がちっぽけに見えますよね。それと同じ印象を受ける作品。例えば、東京物語のように、日常を細かくチェック、気づかないところまで提示してくれる作品もよし。この映画のように、細かい箇所はどうでもいい、色々な場所で人間生きている、ことを実感してくれる映画も、いいですねぇ。音楽がまたさざ波のようでよしです。音楽は、「モータサイクル・ダイヤリーズ」のグスターボ・サンタオラヤです。

[ちょっと]
菊池凛子のヌードシーン、自慰シーン、ケイト・ウィンスレットのおもらしシーン、目がチカチカするクラブのシーンなど、、初デートには刺激が強い箇所がチラホラ。作品だけをいきなり見に行くと、「なんだかよくわからない映画だね」ってことになります。聖書のバベルの話とか、あそこはモロッコだとか、そういう薀蓄をだすにはいい映画かも。週末、有楽町スバル座、19時15分の回。5割程度の埋まり具合。映画終了時、トイレ前で拾った会話「あの子供たちは結局どうなったの」「やっぱりアカデミー、ドリームガールズ行ったのよくわかったね・・・」「ブラッド・ピットってあんな皺あったっけ?」多分、あとからジーンとしてくる作品です。

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2007/03/31

映画★知ったか さくらん

映画★知ったかぶり、今日は 「さくらん」です。

[薀蓄]

蜷川実花監督、土屋アンナ主演。他に、安藤政信、木村佳乃、菅野美穂。音楽が、椎名林檎。原作が、安野モヨコ。女性が描く女性の作品です。カメラは石坂拓郎。美術は、岩城南海子。蜷川美花は、もちろん蜷川幸雄の娘。多摩美を出た写真家です。原色の映像は、絢爛豪華、音楽もよし。撮影のコンポジションは、恐らく相当凝ってます。写真のアングル手法をそのまま使ったかのよう。ただし、セリフ回しの演出、カットなどの編集は今いち、です。カットが変わる度に、きっちりした写真構図で始まるため、スピード感にかけます。もちろん、デスノート後編、手紙などで感じた2時間ドラマのような古臭さはありませんが。。。ストーリーは、あってないようなもの。映画って、一応ストーリーを追いながら、作品にノメりこんで行くもんだと思ってましたが、もうそんな作品ばかりでもなさそうです。ハッピーフィートのように、CG技術が中心だったり、さくらんのように美術が中心だったり。さくらんは、若い女性中心に人気があります。色々な切り口に色々な人々が支持をする、多様な時代、自分だけの思いで、こんなの映画じゃない、なんて思わないほうがいいですね。

[見る前に]

おなかに赤ちゃんができたシーンだけが、妙にいい演技な土屋アンナ。作品自体も、最初は役者全体、セリフが舌足らずで見てられませんでしたが、丁度坂口お大名が出てくるシーンからちょっとこなれたかなぁという感じです。男の視点ではないですが、安藤政信だけが、やけに地に足のついた演技に見えるのは錯覚か・。・

[ちょっと一言]

ネット検索で、「菅野 ヌード」「木村 濡れ場」などで検索されることが多い作品ですが、女性が描く女性の作品なので、いわゆるポルノ的な要素は全くなしです(当然ですが)。濡れ場という観点で気付いたことは、正常位が一度もなし。胸を隠すという営業的な理由か、背中が一番セクシーとみなしているのか、蜷川監督から見た濡れ場のこだわりを感じました。金曜朝いちの渋谷。なんと1000円で見れるサービス。知りませんでした。。会場はやはり一人で来ている女性、ややアート系か。それでも、お昼の回を待ってる人たちは、渋谷系の人たちでいっぱいでした。

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映画★知ったかぶり ハッピーフィート

こんにちは、映画★知ったかぶり、今日は「ハッピーフィート」です

[薀蓄]

「ベイブ」なピクセルが送るアニメ映画、監督は、マッドマックスのジョニー・ミラー。一応アカデミー賞長編アニメ賞を受賞しています。宮崎ワールドのほうがよっぽど、深いと思うけど。。。まぁいいとして、声優は、イライジャ・ウッド、ニコール・キッドマン、ロビン・ウィリアムスなど豪華。ジョージ・マイケル、クィーン、アース・ウィンド・アンド・ファイヤ、エルビス・プレスリーなどの曲が満載。

[ちょっと一言]

子供の頃のペンギンはとてもカワイイ。声もカワイイですし。。大人ペンギンの、奇妙なリアル感には、ちょっと入り込めず。。因みに、声優はイライジャ・ウッド。外人の子供たちは、結構笑ってたので、セリフ回しは楽しめるのかも。ロビン・ウィリアムスのスペイン語言い回しは子供には楽しいのでしょうか。日本語字幕では、笑う場所はなし。かといって、ファインディングニモのような、泣けるストリー性もないですよ・・・ジェットコースターに乗ったかのような、展開の速さはあるけど、それもミッション・インポッシブルのような手に汗を握る というほどでもない。。。まさに、マッドマックス。監督は、ジョージ・ミラー。地球環境問題につなげるのも、引く要素。あのままかわいいコドモペンギンだったら楽しめたのに。

[見る前に]

会談はポップコーンであふれ、英語と日本語が入り混じる春休み、平日のヒルズ。5分の入りでしょうか?開園直前でも充分間に合います。一応、ラブストーリーな展開もあるので、デートは気軽に。でも、見た後、盛り上がるフックはないです。思い出せる場面が少なすぎ。延々とクルクル回ってる感あり。メーカーのショーで流れる映像のようです。キッズにご注意を。

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2007/03/30

映画★知ったかぶり ホリデイ

こんにちは、映画★知ったかぶりです。今日は、「ホリデイ」

[薀蓄]

ジュード・ロウ、キャメロン・ディアスに、ケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラックの4人のスター、出演のハリウッド系佳作。ロンドンとロサンジェルスが舞台なのですが、このキャスティングがうまくハマってます。監督は、ナンシー・メイヤーズ。「恋愛適齢期」などの佳作を撮ってます。今回も、女性視点からのストーリー。「さくらん」もそうですが、女性が女性、男性の作品は、面白いです。必ずといっていいほど、女性は思い切りがいい人物として描かれていますね。みなさんはどう思われますか?

[見る前に]

ロスの乾いた空気、華麗な映画産業、ロンドンの湿った空気、重厚な出版産業、キリスト教の教会のような、対比が成功している作品です。また、女性役は、キャメロン、ケイトともに、ノッてる演技、思いきりのいい女性、煮え切らない男性、という対比も見事です。特別出演で、ダスティ・ホフマンが、自分役ででています。ジュード・ロウとのベッドシーン、キャメロン・ディアスが、なぜか白のブラジャーをはずさないのが、不自然でしたねぇ・・・これは、男性の視点か・・・

[ちょっと一言]

舞台は、クリスマス。でも、なんでこの時期に公開なの??だけが残念です。が、とてもいい作品なので、デートにもってこい。知ってる俳優もでてきますし、涙もでます。水曜日は、女性デー、ヒルズ朝9時20分の回でも、チケットは並ばないと買えず。。ただ、席は全く余裕あり。デート行くのに、女性監督作品、ハズレなし、です

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2007/03/25

名画★知ったかぶり:オール・ザ・キングスメン

こんにちは、名画★知ったかぶり、今日は「オール・ザ・キングスメン」です。

[薀蓄]

監督は、「シンドラーのリスト」のスティーブン・ゼイリアン。ショーン・ペン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンス、ジェームズ・ギャンドルフィーニなど、アカデミー賞、エミー賞受賞の俳優がズラリと並ぶ豪華なリメイク。オリジナルは、1949年、ロバート・ロッセン監督、ブロデリック・クロフォード主演で、アカデミー賞作品賞、主演男優賞など3部門を受賞した作品です。今なぜ、この映画のリメイクなのか?何故このキャスティングなのか?2007年のアカデミー賞は、「インファラル・アフェア」リメイクの「ディパーデッド」、さらにスコセッシ監督が「自分はあまり撮りたくなかったけど、頼まれて」なんて発言も飛び出し、議論を呼びました。今回のリメイクも賞を十分過ぎるくらい意識している雰囲気が感じられます。しかし、来日してたジュード・ロウは、「ホリデイ」の宣伝ばかりしてましたねぇ・・・ちなみに「ホリデイ」には、ケイト・ウィンスレットも出てるんですよね。原作は、ロバート・ベン・ウォーレンの「すべて王の臣」ピュリツァー賞受賞、ヒューイ・ロングという実在の政治家をモデルにした作品です。

[見る前に]

ショーン・ペンの役に入り込んだ演説などは、見ごたえあります。しかし、なんで今、この作品なの?という疑問は拭えず・・・サザンベル、差別が激しかった古き南部の社会が物語のベースなので、今いち感情移入ができなかったです。確かに、汚職を告発、知事にまで上り詰め、さらに自らが汚職に犯されていく、というテーマは不変なのかもしれませんが・・・

[ちょっとひと言]

試写会が当たって行った会場。500人以上はいたと思われますが、超満員。帰り際拾った会話「あのショーン・ペンが悪者なの」「うーん、ストーリーが最後までよくわからなかったね・・・」。見知った顔がスクリーン上にたくさんでて来過ぎ。私もよくわかりませんでした。。。

また・・・★来週

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2007/03/21

名画★知ったかぶり ナイトミュージアム

こんにちは、名画知ったかぶりです。今日は「ナイトミュージアム」

[薀蓄]

主演はベン・スティラー。最近見た彼の作品は、去年の「ミート・ザ・ペアレンツ」。元FBIの堅物親父デニーロの娘と結婚する息子の役でした。ベン・スティラーの元妻役に、24のオードリー・レインズ役のキム・レイヴァーが出てました。ウェィビーな髪型になって、24の緊迫感と違った役でした。

[見る前に]

特にどうということもないコメディなので、あまり言うこともありません。。正直なトコロ、1,800円払って劇場で見る必要はないかも・・・ゲラゲラ笑うってこともないですし。。

[ちょっと一言]

祝日朝一番は9時15分から。ワンピースといい、このナイトミュージアムといい、春休みの子供用映画だったこと知らず(不覚・・)、見てしまいました。六本木ヒルズ、一番大きなスクリーンでしたが、まぁ直前でも座れるでしょう。デートには、可もなく不可もなく・・・ 

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名画☆知った 「デジャヴ」

こんにちは、名画知ったかぶり。今週は「デジャヴ」です。

[薀蓄]
パイレーツオブカリビアン4の公開を控えるジェリー・ブッラカイマー製作。新庄剛史が宣伝を努めるらしい「POC」の派手さを予告するかのように、地味に公開された作品です。しかし、主役はデンゼル・ワシントン、「ロボコップ」の仮面はもはや入らない、ヴァル・キルマーが共演。話も面白いです。ブラッカイマー以降、政府捜査機関の3文字略語が氾濫してます。CTU、CSI、DRD、デンゼル・ワシントンは、ATF。こんなのホントにあるの?なんて、思いますがブラッカイマーなんであるんでしょう。舞台は、ニューオーリンズ。カトリーナ台風で被害を受けた街がそのまま舞台になってます。最後にニューオーリンズに捧げるというクレジットがでてきます。ジョーイ2のちょっとイカれた昔の天才兄貴が、そのままヒゲ面、役柄も天才博士ででてきます。

[見る前に]
ヴァル・キルマーも出ていた「クラッシュ」、パルプフィクションなど、時間軸をずらした作品を私は好きなのですが、この「デジャブ」もタイトル通り、時空を超える作品です。ただ、なんかタイムマシンのような機械を使うのですが、そこだけちょっと「・・・」勿論面白いけど、クラッシュに負けるのはその点ですね。。。

[一言]
先週土曜17日から公開!の割には空いてますか・・・週末六本木ヒルズ。最近は、予告編見たくないので、時間15分遅れで入るのですが、全く問題なし。話も面白いし、スリルもあり、ハッピーな感じでアフターにつなげられるかも。でも190cmのデンゼル・ワシントンのボディが大迫力なので、それには負けるとチトやばいです。

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2007/03/08

映画★批評 墨攻

こんにちは、映画★知ったかぶりです。今週は、「墨攻」です

[薀蓄]
主演は、アンディ・ラウ。説明不要でしょう。他に、韓国、中国、台湾のスターが出演しています。まず、韓国アン・ソンギ。シルミドに出てました。北京生まれワン・チーウェン。北京ヴァイオリンで、メインストリームから外れながら、実力は教師役。今回もちょっと情けない大王役を好演してます。韓国チェ・シオン。夏の香りの弟役。ファン・ビンビン、青島生まれ。次回作は、ジェット・リーとの共演です。監督は、香港のジェイコブ・チャンです。原作は、酒見賢一の短い小説。それを、ビッグコミックで漫画にしたのが、森秀樹。仕掛人は、当時の編集長。その漫画が、台湾・香港で翻訳され、ジェイコブ・チャンの眼にとまったのが、今回の映画化の流れだそうです。次々と人の手に渡りながら、育っていく成長魚のような作品、強い原作の力ってすごいと思います。ただ、日本人キャストがいないのが寂しいですが・・プロミスの真田広之で懲りたんでしょうか・・・それと、何故か黒人のキャストがいました。なんでだろう。。

[みる前に]
映画を見るのに、色々な観点がありますが、墨攻はチームの信頼を得るために何が必要か?マネジメント学から見ても面白いと思います。一人のコンサルタントが、裏切り、支持、妬み、を受けながら、国を守るための戦略を実行していく。机上の論議と、感情のこもった人間の動きがよく描写されていると思います。

[ちょっと一言]
40代ビジネスマンとオボしき人がちらほら。公開後時間も経ってることもあり、3分の入りでしょうか?平日夜の回、有楽町マリオンです。

それでは・・・また来週★

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2007/02/28

名画★パフューム-ある人殺しの物語

こんにちは、名画★知ったかぶりです。今週は、ぴあで当たった「パフュームーある人殺しの物語」を見てきました!

[薀蓄]
プロヂューサーは、ドイツ人ベルント・アイヒンガー。カジャグーグーが主題歌を歌ってましたねぇ。ネバーエンディング・ストーリー、最近では、ヒトラー・最期の12日間:オリバー・ヒルシュビーゲル監督、を手がけてます。監督は、これも懐かしい98年作、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。主演は、キース・リチャーズに似てる、ベン・ウィショー。それに、ダイ・ハードで最期ビルから落ちながらブルース・ウィリスを睨み付けたシーンが記憶に残ってる、スネウプ教授、アラン・リックマン。そして、美しいレイチェル・ハードウッド。1990年生まれ。撮影当時は14歳。
パトリック・ジュースキントの、1980年代ベストセラー「香水 ある人殺しの物語」の映画化です。
制作陣は、大陸側のヨーロッパ、役者は島国イギリス人で作られた作品です。

[みる前に]
映画導入部はグロいです。ヨーロッパ中世、しかも市場の描写となると、どうしても貧しく、汚いイメージになってしまいます。ホントかどうかは知りませんが・・ あけっぴろげの娯楽作品でもなく、社会性があるわけでもなく、ちょっと中途半端ですか。ベストセラーになったという原作の話題性に頼りすぎたのでしょうか・・

[ちょっと一言]
この映画、当選した試写会で見ました。有楽町よみうりホールは満員。グロい場面では、隣に座っていたオバさん二人の呻き声が。。裸体の連続シーンでは、ホーッという声なき声が漏れてきました。刺激は強い作品です。デートにはどうですか・・・あまりハッピーな気持ちにはならないか。。。

それでは・・・また来週★

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2007/02/14

名画★それでもボクはやっていない

こんにちは、久しぶりの名画★知ったかぶりです。2月に入って、見たい映画がたくさん増えてきました!今週は、「それでもボクはやっていない」。是非皆さんの感想もお聞かせください!

【薀蓄】
周防正行監督、11年ぶり、東京高裁で逆転無罪を勝ち取った矢田部孝司という方の痴漢裁判に題材をとった作品です。各種インタビューにあるとおり、「無実でも無罪にならない」事実がる、日本の刑事裁判に対する憤りから、現状を広くしってもらおうという「使命感」を持ち、作った作品です。監督の意図、ストレートに伝わります。日常生活している感覚では、無実であれば無罪になるだろうという気持ちを持ってると思います。善は勝ち、お天道様はみてくれる、という感覚。しかし、お天道様は見てくれているが、現実の組織、社会では、無関心によって正義感はなかなか発揮されません。そんな、現代社会の隙間にハマってしまった無力で善良な若者の姿。。関わる全員が自分にとっての善を追求すると、全体ではどうにもならなくなる現実が待っている、ことを突きつけられました。

【見る前に】
役所行司の安定した演技は、安心できます。周防監督のメッセージは、ほとんど役所行司のセリフでまかなったのではないでしょうか?功名が辻、華麗なる一族で、西田敏行が怪演を見せ、ドラマを救ってましたが、この映画にとっての役所行司は、まさにそんな感じです。加瀬亮も、ハマり役でした。瀬戸朝香は、ちょっと舌足らずで、カツゼツが悪かった。。

【一緒に行くなら】
渋谷、休日、夕方の回に入れず、2時間待って最終回のチケットを購入。最終回も満員でした。周防監督の義憤が伝わるいい映画であることは間違いなし。若いカップルも多く、失敗はなし。
ただし、映画を見て癒されたりすることはないです。見た後、頑張ろうとか前向きにも、なりませんでした。国家権力とは関わりたくないとか、ちょっと倦怠した気持ちになります。

今回は、制作がフジテレビ亀山千広。ShallWeダンス?は、日本テレビだった。フジテレビが周防監督の才能を囲いこんだのだろう。コンテンツ戦争が、こんなところでも。。。

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2007/01/26

名画★番外編★ブルーリボン賞

第49回ブルーリボン賞が決定しました。ブルーリボン賞は、在京のスポーツ7紙の映画担当者が決定している賞。

作品賞   フラガール
外国作品賞 父親たちの星条旗
監督賞   西川美和
主演男優賞 渡辺謙
主演女優賞 蒼井優
助演男優賞 香川照之
助演女優賞 富司純子
新人賞   壇れい 塚地武雄
特別賞   今村昌平

ブルーリボン賞受賞作、ケーワウマガジンの解説を読む。 

フラガール(モリコラム)  フラガール(名画知ったかぶり)
ゆれる(名画知ったかぶり) ゆれる(モリコラム)

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2007/01/15

映画★邦画・洋画 興行収入 ベスト10 2006年

こんにちは、名画知ったかぶり、番外編です。邦画の復活が盛んに報道されていますね。シェアが邦画と洋画、逆転するようです。邦画では、10億円を越える作品が増えました。しかし、映画の産業規模は、約2,000億円ほど。もっと伸びてもいいはずです。2006年邦画興行収入:1077億円(前年比31%増) 洋画興行収入:948億円(18%減)、全体2025億円(2%増)

1月11日のフジサンケイビジネスアイで、フジテレビの亀山千広執行役員が、「日本には、3,000スクリーンある、200席を平均座席、1日4回上映すると、単価1,300円程度で、1兆円を越す市場がある。しかし、実際の市場規模は、約2,000億円、200席のうち40席しか埋まってない」。映画業界は、まだまだイノベーションを興す余地がありそうです。

参考までに、2006年の興行収入、2005年の邦画興行収入を記載します。

1)2006年 邦画興行収入 ベスト10

1位:76億円ゲド戦記     
2位:71億円 LIMIT OF LOVE 海猿 

3位:60億円 THE 有頂天ホテル            
4位:53億円 日本沈没 

5位:52億円 デスノート theLast Name             
5位:32億円 ドラえもん のび太の恐竜2006   

6位:涙そうそう31億円   
      
7位:30億円 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌              

8位:22億円 明日の記憶 (キネマ旬報2006年度8位)             
9位:21億円 トリック 劇場版2                 
10位:20億円 県庁の星               

2)2006年 洋画興行収入 ベスト10

1位:110億円 ハリーポッターと炎のゴブレット    
2位:100億円 パイレーツオブカリビアン           
3位:90億円  ダ・ヴィンチ・コード    
4位:69億円  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女            
5位:52億円  M:i:Ⅲ               
6位:47億円  Mr.&Mrs.スミス                
7位:31億円  フライトプラン              
8位:27億円  チキン・リトル            
9位:24億円  ワールド・トレード・センター              
10位:24億円  キング・コング 

1)-α 2005年 邦画興行収入 ベスト10

1位:196億円  ハウルの動く城  
2位:43億円 劇場版ポケットモンスター
3位:42億円 交渉人 真下正義   
4位:40億円  NANA
5位:38億円  容疑者 室井慎次
6位:37億円  電車男    
7位:32億円  ALWAYS 三丁目の夕日 
8位:27億円  北の零年
9位:24億円  ローレライ   
10位:23億円  星になった少年 Shining Boy & Little Randy  

2006年末現在映画館数 3062スクリーン (1970年以来の3000スクリーン超)

2006年映画公開本数:821本(邦画:417本、前年356本)

10億円超:邦画28本、洋画22本

映像配信事業規模 2005年881億円 2006年1400億円

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2007/01/12

名画知ったかぶり キネマ旬報ベスト10

あけましておめでとうございます。毎日寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?年末年始見た映画、感想まってます!info@kwow.jp

私は、年末年始映画を見に行ってないので、今日は、先日発表された2006年キネマ旬報の年間ベスト10をお知らせします。以下に、記載してみます。皆さんは、いくつご覧になりましたか?また、ご自分の意見と違ってる点はありますか?私は、嫌われ松子の一生が、どうしても?です。劇場で見た後、本当に嫌な気持ちになりました。最後のシーンは、劇場中がシーンとなりました。。。

【2006年度 日本映画ベスト・テン】
  1位 「フラガール」
  2位 「ゆれる」
  3位 「雪に願うこと」
  4位 「紙屋悦子の青春」
  5位 「武士の一分」
  6位 「嫌われ松子の一生」
  7位 「博士の愛した数式」
  8位 「明日の記憶」
  9位 「かもめ食堂」
 10位 「カミュなんて知らない」
  次点 「ストロベリーショートケイクス」

【2006年度 外国映画ベスト・テン】
  1位 「父親たちの星条旗」
  2位 「硫黄島からの手紙」
  3位 「グエムル ハンガン漢江の怪物」
  4位 「ブロークバック・マウンテン」
  5位 「麦の穂をゆらす風」
  6位 「太陽」
  7位 「カポーティ」
  8位 「グッドナイト&グッドラック」
  8位 「クラッシュ」
 10位 「マッチポイント」
  次点 「ユナイテッド93」

読者からのメール、今週は2通紹介します!

映画硫黄島への手紙は、あまり観る気がしないあなたへ…確かに映画会社やマスコミのPRは過剰とは思ったけれども、過去の戦争映画で硫黄島を扱った映画を日本人はだれも撮っていなかったのではないでしょうか。ひめゆり部隊を描いた沖縄戦やミッドウェイ戦、ビルマ戦、真珠湾の奇襲戦、戦艦やまと等描かれていたのになぜ、硫黄島に日本人は、目を向けなかったのだろうか。勝者アメリカをして激戦だったと語られている硫黄島の戦いを今の日本人は、あまりにも知らなさすぎませんか?そして知らなくてもいいのでしょうか。なんと硫黄島の戦いを敵国だったアメリカ人の監督が撮ってしまったのですよ。確かに出演者の中には日本人ぽくない人もいましたし、なんだか?と思った場面もありました。でも、決して勝者アメリカ軍を美化することもなく、実際にあった捕虜を殺害したり火炎放射器で焼殺したり、はたまた、戦利品を強奪したりと…戦争中の人間の狂気を
淡々と描いていたと思います。あえて大東亞戦争と書きますが、硫黄島の戦いでの敗戦は、広島、長崎の原爆投下の助長だったことを忘れないでください。また、大本営から見捨てられ行き着くところは無駄死ということがわかっていたのに何故ゆえ彼らは最後まで戦ったのか。日本人として考える機会を作ってくれた映画ではないでしょうか?ぜひ、この映画を素直に観てくださいね。 まささん

いつも楽しく拝見しています。 2006年は日本映画ドン底の年でした。今年の12本を選ぶと、アメリカ5本、香港3本、デンマーク1本、フランス1本、ブラジル1本、メキシコ1本となりました。
第一位:『2番目のキス』史上最高の野球映画~奇跡を観たければ目を逸らしてはいけません
第二位:『DEAR WENDY』ラース・フォン・トリアー版『ファイト・クラ
ブ』、あるいは『アダルト♂スクール』~社会は若さを許すまい
第三位:『スポンジボブ/スクエアパンツ』(日本語吹替版) アニメ映画№1~音楽に理由は要りません
第四位:『ツインローズ』(劇場未公開) 炸裂!香港魂~『マトリックス』でスカーレット・ヨハンソンに並びます
第五位:『ロシアン・ドールズ』これぞ極上のラブ・ストーリー~初めてオドレイ・トトゥが
綺麗に見えました 07年もメルマガを楽しみにしています。じょん2世

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2006/12/28

名画知ったかぶり★2006年ベスト5

和の心を応援する嘯氣堂:お年賀に水墨画を毎週10枚プレゼントします

こんにちは、名画★知ったかぶりです。

■読者のベスト5メール待ってます。info@kwow.jp
もう年の瀬ですね。巷では、「硫黄島・・・」が話題になっていますがどうも見る気がしません。。。PR過剰というか。春頃から「栗林中将・・・」の本が出版されたましたね。あれもこの映画のプロモーションなのでしょうか?宣伝ではなく、PR会社が記事やプロモーションに暗躍しているのが目に浮かびます。団塊の世代を狙った作品なんでしょうか?

今日は今年を振り返り、2006年ベスト5を選びたいと思います。

1位:ゆれる;脚本とそれを的確にみせる編集の技、俳優の演技、どれも日本映画の進む道を示した金字塔だと思います。
2位:フラガール:抑えた演技、リズム、音楽の盛り上がりと話の展開、フレッシュな感覚を画面から感じました。
3位:デイジー:アジア人がヨーロッパにいる雰囲気を上手く捉えた作品。
4位:パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト:テーマパークのような圧倒的な楽しさ。
5位:県庁の星:上質な邦画のコメディ。植木等のサラリーマン映画の伝統を受け継ぐ。

いかがでしょう。2006年は邦画の年でした。興収が1000億円を超え、洋画とシェアが逆転しました。私が感じたのは、邦画の裾野が広がり新たな感性の若い監督が活躍し始めた、ということです。今まで、邦画でも大ヒット作はありましたが、テレビ局の宣伝のおかげだったり、番組の焼き直しだったり、キャストや監督の過去ばかりが宣伝されてきたものばかりで、まぁ面白いんだけど、、なにか夢中にさせるものがない、というのが本音でした。デスノート、手紙、なども勿論面白い作品ですが、どこか古臭いんですね。演技、編集が、今の時代のあってないと思えます。かもめ食堂も一見、ゆれると同じ印象ですが、これも少し前の時代でもあった、淡々とするだけの作品です。ゆれる、フラガールには、淡々とした演技の中にも、迫ってくるカメラワークがあるのが新しいところです。

みなさんはいかがお考えですか?ご意見まってます。

それでは・・・よいお年を★

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2006/12/14

名画☆知ったかぶり 手紙

こんにちは、今週は「手紙」です。

【薀蓄】

監督生野滋郎は1950年生まれ。TBSで金八先生、男女7人海物語、最近では輪舞曲などを手掛けた。先週も書いたが、若い世代の映像と明らかに違う。恐らく、しがらみの無い監督だったら次節で吹石のシーン、ストーリーはCutするだろう。

まぁ実績がなければ、「手紙」の様な高予算映画は来ないだろうが・・・

【ちょっと】

プラダでも指摘したが、これもキャスティングの素晴らしい作品である。山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二(韓国系であることを韓国メディアに吐露、ちょっと話題に)、杉浦など場面で各々がぴったりの演技をしている。反面、吹石一恵と山下徹大のヒドさは何なのか?

映画を見続けながら、沢尻エリカと吹石の違いは何なのか?考えていた。吹石のセリフは説明口調だからなのか?しかし沢尻のセリフも結構説明口調だ。しかし沢尻の演技にはクサさが全くない。見ていて思ったのだが、力が抜けている。ことさら演技力をアピールする必要がもうないからか。笑顔を見るとよく分かる。パッチギ、手紙の沢尻の笑顔と、吹石の笑顔では力の入りぐあいが大分違うのだ。

【見る前に】

品川プリンス、平日夜、客は10人程。しかし、途中からは号泣。途中、山田と吹石のエピソードあたりは、もったもたして、古臭いカットが続き、だれる。が後半は泣ける。しかし、若い人には断然フラガールの方がオススメ。

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2006/12/07

名画★デスノート後編

こんにちは、名画知ったかぶりです。

今週は、デスノートです。

[薀蓄]
監督:金子修介、1955年生まれ、ガメラ、あずみ2、学校の怪談などを手がけてきた。デスノート前編は、”香港”で、パイレーツカリビアンを上回る”スクリーンあたり”の動員数だったそうです。。。話題作であることは間違いない。ただ、映画というよりは、原作の力を強く感じる作品です。

[ちょっと]
前編が公開された7月。邦画もこんなに面白いのかと思ったが、邦画バブルで秀作があふれる今年、11月に見た後編は、ちょっと手法が古いのかなと思えた。量は質を凌駕する、競争は進化のテンポを早める。何故古臭く感じたのか?この夏に浴びたフレッシュな邦画シャワーを頭に思いおこしながら、考えてみた。

演技の過剰さ、群衆シーン、警察官など権力側の描き方、に原因があるのではないかと思いついた。夜神月役は、藤原竜也しかできないでしょう。しかし、鹿賀丈史に代表されるクサい演技が、スクリーンに感情移入できない理由ではないでしょうか?群衆シーンとか、若い刑事のセリフ見てると、どうしてもひと昔前のストーリーのあるアダルト映画(ビデオでなく)や、ガメラをを思い出してしまいます。邦画冬の時代の、過剰な演出から進化する必要がるでしょう。唯一自然だったのが、戸田恵梨香でした。

邦画の進む道は、「ゆれる」「フラガール」に代表される自然な演技、格好いい編集にあるべきです。ローカルな特色は、世界市場への進出戦略でもあります。

[見る前に]
週末、東京有楽町。入りは30%程度。若いカップルから大人まで多様な層。3時間近い長い映画ですが、まずデートには失敗せず。ただし、デスノートが始まる前に、予告編を20分間見せられます。ご注意を。。。

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2006/11/30

名画★プラダを着た悪魔

こんにちは、名画★知ったかぶりです。最近寒いですね。。今週は、「プラダを着た悪魔」です。

[薀蓄]
「フラガール」と同じくタイトルに惑わされた作品。現代を翻訳しただけなのだが、プラダ、悪魔という言葉からは、デキの悪い映画を想像してしまう。しかし、「フラガール」と同じく、良い意味で裏切られた作品。

また、キャスティングの大切さを考えさせられた作品でもある。メリル・ストリープの編集長、アン・ハザウェイ、幼馴染の恋人、いい寄るフリーランスライター、どの人物も、顔をみただけでキャラクターが理解できる。恐らく、英語圏以外でも、誰もが共通認識を抱くであろうこの俳優陣に、有名人をどれだけ出演させられるかとは違う、キャスティングの奥深さを感じた。特に光ったのは、アン・ハザウェイに言い寄ってくる、フリーランスライターである。勿論、メリル・ストリープは、英語を解さない自分でも、演技が上手いとわかるほどの名演であった。

[ちょっと]
お金・流行というモードの世界と、昔からの付き合い・家族・友達という自分だけのコミュニティの世界が対比して描かれる。この対比は古典的な構図であるし、最終的にどちらを選ぶかは、自ずと予想されると思う。世の中の人の大部分は、日常の自分のコミュニティに属しているわけで、非現実な煌びやかな世界をスクリーンの中で垣間見ながら、結局日常に戻るストーリーを見て、自分の生活に納得感をだす。非現実な世界が壮大に描かれているほど、観客の夢はます。この点で、現実は地味な作業の積み重ねの、雑誌編集という仕事をメリルストリープという、リアルなセレブ感をかもし出す俳優で、描いているこの作品は、成功している。

[見る前に]
平日寄る、東京六本木ヒルズ、500席の劇場。入りは30%くらい。男女カップル多し。とりあえず。楽しい作品。失敗はありません。

ちなみに、2日土曜深夜1:30から、メリル・ストリープとディカプリオが共演した90年の「マイ・ルーム」が、テレビ朝日系列で放送されます。

それでは・・・また来週

アン・ハザウェイの、前作「ブロークバック・マウンテン」批評を読む

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2006/11/23

名画★フラガール(HulaGirl)

こんにちは、名画知ったかぶりです。今日は「フラガール」

[薀蓄]
映画=編集ということを再認識する作品。冒頭の昭和40年代のワンワンバス、田園風景で舞台設定を観客に認識、続いて、ボタ山の上で少女2人が話し込み、生活環境を示す。全てのシーンに、観客を引っ張っていこうとする意思、サービス精神が感じられる。前週の「太陽」とは、対極に位置づけられる作品である。

監督の李相日は、74年生まれ。99年「青~chong~」でぴあフィルムフェスティバルでグランプリ受賞。インタビューによると、好きな監督は、黒澤明、チャン・イーモウ、チェン・カイコーである。フラガールのでのスローモーションの多用は、韓国映画の影響かと思ったが、あまり韓国映画は見ていないらしい。クサくならない、抑揚を抑えた演技・セリフ(松雪泰子・豊川悦司)も、監督の人柄が伝わってくるような演出である。

[見る前に]
タイトルで損をしてる映画である。フラガール・松雪泰子主演というと、軽くて、見てられない作品をイメージしがち。しかし、映画を見終わった後、タイトルは「フラガール」以外あり得ないと感じる。「フラガール」の圧倒感が迫力ある。昭和時代を懐かしむ、蒼井優のフラダンスを楽しむ、新規事業・イノベーションを興すビジネス物語、としても楽しめる。炭鉱というハード産業に、対極のソフトビジネスを興そうとする人々。机上のビジネスモデルを実現するためには、土下座、怒り、など「狂」が必要なのではないか?監督が描きたかった(推測)人間の「熱気」が伝わってくる作品である。

[最後に]
金曜夜の東京・有楽町。私は「オヒトリ様:一人で何でも楽しむOL」に囲まれました。男性は10人ほど。前半からススリ声、泣き声が最後まで途切れることがありません。。。凄かった。
9月23日公開から2ヶ月弱、約250席くらいで7割の入り。興行収入は10億円を突破したそうです。

映画王モリコラム「フラガール批評」も読もう

それでは・・・また来週★

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2006/11/16

名画★知ったかぶり:太陽

こんにちは、名画知ったかぶりです。今週は、「太陽」

[薀蓄]
公開から4ヶ月、日本での評価もほぼ良いという評価に固まった映画「太陽」を見てきました。この映画、ソクーロフ監督の知性的イメージと天皇を扱っているという点で、レビューにはやたらと監督の意図を汲み取って欲しい、人間としてのヒロヒトを描きたかったのだ。という、映画サイトの論評が散見されます。宣伝用の評はともかく、見た人の感想を調べると、昭和後期の天皇のイメージが参考にされているなどという評もあり、こういう人の映画評は信用できます。

実際、ソクーロフ監督の意図が私に伝わったかというと、セリフもあまり聞き取れないのもあり、全く伝わりませんでした。。。作品全体の統一感、世界感は、一定しており安心して見れることは確か。セット(家具、衣装)の重厚さ、丁寧さ、凝ったカメラワークは、素人めにも凄いと思うのですが。。。

思うに、映画には2種類あって、一つは、何かを伝えたいというアーティストの衝動作品と、2つめは自分の世界を作りこみたいという作家の内向きな種類の作品です。何かを伝えたいと訴えている作品に対して、批評は成り立ちますが、洟からコミュニケーションを拒否している内向的な作品は、外部からの批評をも拒否します。しかし、実際困るのは、内向きな作品も商業ベースで公開され、お客はお金を払いながら2時間、自分の時間を費やす点です。作り手の意図が全く伝わらないとき、その2時間は、苦悩です。映画というアートは、いくらお金を払っても、作品は、自分の手に入らず、いつまでも厚い壁に閉じられたまま。。。映像をサービス業と捉える監督と、アート(或いは趣味)として捉える監督。。。どちらがいいのでしょう。。

「太陽」は、日本で4ヶ月めのロングラン、映画祭受賞、監督の経歴、日本では描けない?テーマなどから、褒めなければならん雰囲気の作品です。

[見る前に]
イッセイ尾形演じる昭和天皇は、映画の舞台時に45歳。口をモグモグさせたり、「あっ、そう」と言ったり、これは恐らくもっと老年になってからの仕草じゃないだろうか。昭和天皇にそっくりというポイントがよく掲載されていたが、これは今の30-40歳の私たちが子供の頃の昭和天皇の印象じゃないでしょうか。。。まぁ他にも、墨で手紙を書くときに、紙を重ねるのか、なんて細かいところが気になるのは、外国人が日本を描くときに発揮される過剰な日本人気質かもしれませんが。。。

[どうなの]
東京銀座シネパトス、18時から。お客は10人程度。仕事帰りに、重厚な映像で2時間、身を沈めたいという方にオススメです。

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2006/11/13

虹の女神

こんにちは、知ったかぶりです。皆様ご無沙汰ですが、今週から、また井筒監督の向こうをはって、エグる自腹劇場映画批評をお届けします。

今週は、「虹の女神」

[薀蓄]
岩井駿二プロデュース、久々のワールドです。監督は、スワロウテイルメイキングを当時ポニーキャニオンでプロデュースした熊澤尚史。先日、「学校へ行こう」の成田高校男子チアのプロモ作りというコーナーで、撮影してました。アミューズの橘田寿宏が、共同プロデュースでクレジットされています。

[見る前に]
落語のような無駄のない展開、普通の会話、荒い映像、章立ての構成など、岩井俊二の世界が堪能できます。邦画バブルといわれる今年、秀作も数多いですが、かもめ食堂、ゆれる、あるいは、いま会いに行きます(ある意味今旬なので・・・(笑))、に通じる、淡々とした日常にある感動、自然な光の画面の黄金の邦画方程式の作品です。

[ちょっと]
この作品、知らない人のほうが多いんでは?蒼井優、上野樹里、市原隼人が、普通にテンポよく話す演技は、感動を誘います。が、あまりに入りが悪いので早めの打ち切り大。まったりとジーンとしたい人は、何はともあれ2時間空けて、早めに行くべし、です。11月1日18時30分、六本木の回は、200人くらいの会場で、約8割、ほとんど瑞瑞しいカップルでした。
(嘯)

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2006/08/10

ゲド戦記

こんにちは、名画★知ったかぶりです。

暑い日が続きそうです。そんなときは映画館で涼みましょう!先週のパイレーツ~の感想。皆さん、あまり評判宜しくないですね。。私は、オススメな作品だったのですが。。

さて今週は、「ゲド戦記」です。

[薀蓄]
解説は不要でしょう。原作は、アメリカ、ル=グィンが1968年から2001年までに出版した6部作(外伝含む)。「ゲド戦記」という名前は、原題の直訳ではありません。5作ごとに題名が違います。 原作では、ゲド、タナーなどの少年期からが描かれており、物語の一貫性は当然ながらとれています。しかし、映画「ゲド戦記」は原作とは大分違っています。
本を読んだ方には、違和感はないと思いますが、映画だけ見た人は、何故「ゲド」で「戦記」なのかは、疑問に残るでしょう。

[見る前に]

評判が最高にいいというわけではないですよね。駿が作っていれば、もっと感動したのに・・・など、父親との比較も多いです。(吾郎監督は、インタービュワーが親との関係ばかり聞くとブログで怒っています。)しかし、普通に他の宮崎アニメと同じく面白いと思います。また、他の作品と一緒で、龍、グロテスク、少女、といったモチーフが散りばめられています。もしかしたら、感受性の鈍い私には、そういったモチーフにだまされて同じに見えるのかも知れません。。。作り手は変わっても、家のブランドは守るという感じです。

宮崎吾郎監督は、ブログで「鈴木プロデューサーに、言葉足らずでいつも”略”しすぎ、と言われてます」と書いてます。今回のストーリーも、無駄をそぎ落として、アレンという男の子の人生に焦点をあてることに集中している感じがします。理系の人に多い傾向ですよね。集中はいいのですが、説明不足に陥ってしまう。。。

[ちょっと一言]

週末、300人程度の劇場は満員。エンドロールが全て終わるまで、誰も席を立たないのが、異様でした。。。

それでは、読者の方からのメールです。

■haru様:ジョニーが大好きなので、それなりに楽しめたけれど、期待が大きい分だけイマイチ感が残りました。

■☆NOVA-CHISA☆様
1よりお笑い場面がいっぱいって感じです。アクションシーンでも笑えちゃうんだもん!だいまんぞくです!

■ウナギイヌ様
ちょっと長すぎたかなー 大仕掛けが多すぎて、ちょっと疲れちゃった・・ラストは「え~!!」ってかんじ  

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2006/08/03

パイレーツオブカリビアン

こんにちは、名画★知ったかぶりです。今週は、パイレーツオブカリビアン。

パイレーツオブカリビアンご覧になりましたか?パート1と比べていかがでしたか?感想をお寄せください。info@kwow.jp

[薀蓄]
M:i:3と同じく、製作はジェリー・ブラッカイマーです。監督は、ゴワ・ヴァービンスキー。ザ・リングも手がけています。ジェリー・ブラッカイマーは、WOWOWで放送してる「コールドケース」、「CSI」という渋く、科学的?なテレビドラマも製作しています。この人の作品に共通するのは、見ている人へのサービス精神ですね。この「パイレーツ~」には特にそれが感じられます。

[ちょっと]
日本の週刊誌等の評価はあまり芳しくないですね。キャラクターが多すぎ、気持ち悪いとか、デップの演技に深みが無い、カットが多すぎとか。しかし、M:i:3とパイレーツオブカリビアンを見て思ったのですが、「ストレス解消しに、ジェットコースターを体感しに行く映画」だなということをまさに”体感”しました。大画面、音響で、かかるために作られた映画、それはまさにテレビじゃなくて劇場で見るために作られた映画の最先端ではないかと思います。ですから、こういう映画を既存の尺度で評すると世の中から距離が出てきてしまうと思います。たくさんのキャラクタ、カットの多い作り、などは疾走感を出すための工夫でしょう。ディズニーランドでグッズを売ったりするんでしょうが、それもよし。テーマパークと同じで、いかに劇場に来て貰うかを考えた作品だと思います。

[見る前に]
平日夜、若いカップルで劇場は満員でした。色々なアクションシーンが連続して、なかなか終わらない。劇場で見てスカッとする作品です。

3作目ワールド・エンドの批評はこちら

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2006/08/01

名画★知ったかぶり デスノート

こんにちは、名画知ったかぶりです。
今週は「デスノート」です。
タイトルからして、ちょっと疲れた体に見る気はしなかったのですが、とある年若の女性から、「デスノート」面白かったという感想を聞き、「花よりもなお」と迷ったあげく見てきました。

[薀蓄]
デスノートは、マンガが原作です。そこで、原作の薀蓄から述べましょう。
少年ジャンプに2003年から連載され、既に昨年連載は終わっています。
単行本は、マンガ界最高記録の初版100万部、累計1400万部を突破など、
まさに時代が生んだマンガとなっております。
原作の大場つぐみが誰なのかというのが話題になっています。
今のところ同じジャンプにギャグマンガ家「ガモウひろし」
であるというのが定説のようです。

{ちょっと}
シーンのところどころにじっくり作ってないなぁという箇所が散見されます。
鹿賀丈史の過剰さ、藤原竜也の単調さは、演出だと思いますが、説明口調のセリフに安易さを感じてしまいます。死に関わる論理、説明は、微に入り細に亘っているのですが、人が死ぬときの描写は驚くほどあっけないです。多くの死因が心臓麻痺なので、血が流れないからかも知れませんが、生とか死へのぬくもり、温度を全く感じさせないところに違和感、マンガ的、時代的な要素があるのかと考えてしまう作品です。

{見る前に}
公開3週目、500人くらい入る映画館、平日夜は年齢層高め、3割くらいの入り。年若の女性が何故面白いと言ったのか?ライトな殺人がスピーディーに行われるところなのでしょう。

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2006/07/27

ゆれる

こんにちは、名画★知ったかぶりです。梅雨も明けそうですね。いよいよ暑い夏。映画館は涼しいです。

先週の「ジダン」、メールは1通も来ず。。寂しいです。
さて今週は、「ゆれる」です。まさに、佳作。いい映画です。

[薀蓄]
32歳女性監督「西川美和」の2作目。1作目は「蛇いちご」。企画に「誰も知らない」の是枝裕和監督が参加してます。西川監督のオリジナル脚本です。監督個人の伝えたいモノが丁寧に映像で表現されています。雑誌CLEAのインタビューで、「人のために、という行動は、実は自分自身のため」という感情を表出したい、と語っています。映画で一番強いシーンは、まさに劇中の人物がこのことを言う場面です。監督の試みは成功しているのではないでしょうか。

[ちょっと]
香川照之の演技が光る