名画★レミーのおいしいレストラン
みなさん、こんにちは!
名画知ったかぶり、です。
今日は「レニーのおいしいレストラン」
【薀蓄】
トイ・ストーリー、MR.インクレディブル、モンスターズインク、バグズライフなどなど、ピクサーの栄光とともに歩んできたション・ラセターが製作総指揮、監督は、MR.インクレディブルを監督したブラッド・バード。ビッグネームは揃っておりますが、製作のブラッド・ルイスのパワー不足か、おそらくブラッド・バードのアニメおたく根性が暴走してしまった作品。原題は、「Ratatouille」、ズッキーニとトマトなどの煮込みシチュー、フランス家庭料理。
【見る前に】
ストーリーよりも、CG技術の誇示に終わってしまった作品。ディズニーのストーリーテリング能力はどうしたのか??
ミッキーマウスとかぶるネズミのキャラクター映画を新たに製作したのは、ピクサーのディズニーに対する嫌がらせなのでしょうか??ディズニーは、ネズミのマークをつけたフランス料理店をディズニーランドに作りたいんでしょうかね・・
公開前の宣伝では、キャラクターをゼロから宣伝する困難さ、またパリ有名レストランでの食べ歩き取材など、映画製作裏側からのプロモーションが目立ってました。この手の「こんなに苦労したんだから見る価値アリ」論理ほど自己満足な価値観はありません。2時間現実を忘れて入り込むためにお金を払うのお客さんで、自分たちは高級レストランに制作費で行ってるわけですから。多分、プロモーション中に苦労話がストレートに記事になっているということは、全体をお客さんの視点で見ているプロデューサー、スタッフには苦労をねぎらいながら、顧客には優雅に振舞う作品のイメージを統括する役割が果たせてないのが伺えます。
ということで、この自己完結型プロモーションへの不安は、実際に映画を見て的中しました。まず、おいしいレストランの話なのに、ねずみの群れが画面いっぱいに駆け回るシーンにゾッとします。CGを使って、見事にネズミの躍動感はでていますが、そのリアル感にちょっと嫌悪感を持ちました。特に最初のシーン、天井が落ちてそこにネズミがたくさんいるというシーン、このシーンは必要なカットなのでしょうか??驚いて鳥肌がたちました。
厨房、料理の質感は実写のようなすばらしさです。ただ、その横にネズミも実写なみに描かれているので、あまり食欲がわきませんでした。。。
ネズミと誰かの追いかけっこのシーンがやたら多く、しかも長すぎるのも気になります。CGの技術を誇示するためだけに引き伸ばされた感が残ります。
【ちょっと】
週末土曜夜7時15分から、渋谷東映で。10%くらいの入りでしょうか?50人も観客はいませんでした。ほぼカップルに、女の子同士のお客、やたら大声で笑う男(←欧米か!)な感じでした。見終わっても暑すぎどこにも行く気のしない渋谷でした。
それでは・・・☆
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コメント
私は色んな意味で大絶賛だったのですが…
かなり賛否が分かれている作品なんですねー。
投稿: ろく | 2007/08/31 21:28