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2007/01/06

映画王モリコラム「遊星からの物体X」(1982/米)

「遊星からの物体X」(1982/米)

日本でも一部に熱狂的ファンがいるJ・カーペンター監督。私自身は特にファンというほどでもないけれど、中学生の時にこの作品を劇場で観た時はさすがにびっくりした。南極基地を舞台に、生き物に寄生する謎の生命体に襲われてゆく人間達、いわゆる宇宙人による地球侵略物なのだが、とにかく“物体X”の変身シーンのグロテスクさが凄い。まるで観客の生理的嫌悪感を催す様なものをこれでもかと集めたようなグチャグチャドロドロした描写のオンパレード(特に冒頭近く、いきなり犬の○×が・・・これには飛び上がってしまった)で、その特殊効果はCG全盛の現在と比べると当然見劣りする部分もあるだろうが、その粘液的質感覚は捨てがたいものがある。その一方この作品には誰が寄生されているか判らないといった人間同士の不信感がサスペンスを生み出し、単調でありながらこの作品のムードを実に的確に捉えた音楽(E・モリコーネ!)の不気味さが更に作品に味を加えてくれている。

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