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2007/01/23

映画批評 映画王モリコラム 「イージー・ライダー」(1969/米)

「イージー・ライダー」(1969/米)

映画に関心を持ち始める前から、このアメリカンスタイルのバイク2台に乗った主人公達の姿を写したポスターの写真を見ていて、格好いいなぁ、なんて思っていた。その時はバイクを扱ったアクション系統の映画と思っていただけに、その後この映画を観た時はその自分のイメージと実際の内容のギャップに驚いてしまった。麻薬の密輸で稼いだ主人公2人がバイクに乗ってアメリカ大陸を南下してゆく。冒頭のステッペンウルフの「ワイルドで行こう」の歌に乗って2人がバイクで疾走するシーンは私がイメージしていた通りの心地よい爽快感に包まれたのだが、しかし彼らの旅が進んでゆくうちに段々物語は重苦しさを増してゆく。そこに描かれるのはアメリカの様々な恥部。自由で正義のアメリカという概念はもろくも崩れ、それらはもはや幻想でしかない事を見せつけられる。起承転結というより、雰囲気を重視した語り口が、映画の完成度とは別に時代の空気感をより際立たせている感じがする。よって彼らの末路があまりに唐突であったりするのだが、それだけに強烈な衝撃と同時に当時の時代への思いがストレートに伝わってくる。

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