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2007/01/20

映画批評 映画王モリコラム 「荒野の決闘」(1946/米)

「荒野の決闘」(1946/米)

“西部劇の神様”とも言われたジョン・フォード監督。その中でも「駅馬車」と並んで評価されているこの作品、しかし「駅馬車」が西部劇としてダイナミズムに溢れたアクションに仕上がっているのに対し、こちらの作品は、西部劇として何度も映画化された主人公の保安官ワイアット・アープ、そして当然かのOK牧場の決闘を題材にしながら、西部劇のガンファイトの見せ場よりむしろ、実にロマンチックで詩情溢れる物語展開に魅了される。ここでは名ガンマンである主人公アープの、初めての一人の女性に恋してしまった男の純情振りが時に微笑ましく、時に切なく描かれる。床屋で香水を付けた後の弟とのやりとり、そしてその女性とのダンスシーンの画面構図のダイナミックさ、バーテンにさりげなく問うその一言等今でもこの作品を思い出すのはこれら主人公の恋模様が絡むシーンであり、それだけに彼が女性に発する自らの想いを抑えながら発する最後のセリフは恋愛に不器用な男の最大限の愛の表現として見事なまでの決めゼリフになり、その慕情がむしろ心地良い余韻を残してくれる。

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