名画★デスノート後編
こんにちは、名画知ったかぶりです。
今週は、デスノートです。
[薀蓄]
監督:金子修介、1955年生まれ、ガメラ、あずみ2、学校の怪談などを手がけてきた。デスノート前編は、”香港”で、パイレーツカリビアンを上回る”スクリーンあたり”の動員数だったそうです。。。話題作であることは間違いない。ただ、映画というよりは、原作の力を強く感じる作品です。
[ちょっと]
前編が公開された7月。邦画もこんなに面白いのかと思ったが、邦画バブルで秀作があふれる今年、11月に見た後編は、ちょっと手法が古いのかなと思えた。量は質を凌駕する、競争は進化のテンポを早める。何故古臭く感じたのか?この夏に浴びたフレッシュな邦画シャワーを頭に思いおこしながら、考えてみた。
演技の過剰さ、群衆シーン、警察官など権力側の描き方、に原因があるのではないかと思いついた。夜神月役は、藤原竜也しかできないでしょう。しかし、鹿賀丈史に代表されるクサい演技が、スクリーンに感情移入できない理由ではないでしょうか?群衆シーンとか、若い刑事のセリフ見てると、どうしてもひと昔前のストーリーのあるアダルト映画(ビデオでなく)や、ガメラをを思い出してしまいます。邦画冬の時代の、過剰な演出から進化する必要がるでしょう。唯一自然だったのが、戸田恵梨香でした。
邦画の進む道は、「ゆれる」「フラガール」に代表される自然な演技、格好いい編集にあるべきです。ローカルな特色は、世界市場への進出戦略でもあります。
[見る前に]
週末、東京有楽町。入りは30%程度。若いカップルから大人まで多様な層。3時間近い長い映画ですが、まずデートには失敗せず。ただし、デスノートが始まる前に、予告編を20分間見せられます。ご注意を。。。
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コメント
同感です。
「アカルイミライ」「誰もしらない」が海外で好評だったのは自然派演技だったからなんでしょうね。特にヨーロッパ映画なんか自然な演技が多いですもんね。
僕は今年は邦画では「フラガール」が一押しです。
投稿: toyo | 2006/12/07 22:36
ありがとうございます。
昔は、そんなヨーロッパ映画のことをアート系っていってくくってましたよね。「みつばちのささやき」とか。
その時代のインディ邦画から、今の邦画みるとレベル高いと思います
投稿: ケーワウ | 2006/12/08 15:02