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2006/11/22

VOL.63★ジャパニーズロック/怒髪天

愛情溢れるロック批評をメールで読むには mg-181@kwow.jp に空メールを

『人生劇場-怒髪天』

大槻ケンヂ著「グミ・チョコレート・パイン」が映画化されるそうですね。どうも、ハセです。今から実写の配役って誰だろうと空想にふけっております。「キャプテン・マンテル・ノーリターン」のメンバーはもうちょっと若ければSAKEROCKとかぴったりだと思うんですけどねぇ。

さて、今回紹介するのは私の中で三大"漢"(オトコ)前ミュージシャンの一人に選ばれている、増子直純氏率いる怒髪天です。怒髪天は1984年に札幌で結成。1988年に現メンバーになり、その後3年間ほどの活動休止を経て1999年3月に活動を再開。メンバーはVo/増子直純、G/上原子友康、B/清水泰而、Dr/坂詰克彦の平均年齢39歳の四人です。活動休止期間を含めると現メンバーでもう18年やっていることになります。「R&E」(リズム&演歌)という独自のジャンルを掲げ、日本音楽界を驀進中です。演歌といってもそれはスピリットの話で、増子氏の書く詞では男気や人間の弱さやダメさ、哀愁などの「人生」がよく歌われます。しかし、曲はジャンルが多岐にわたっていてそこが普通のロックとも、もちろん演歌とも一線を画している理由かと思います。私が思うにこの辺は怒髪天の作曲家である上原子氏の手腕なのではないでしょうか。

そんな彼らは11/8にアルバム「トーキョー・ロンリー・サムライマン」をリリースしました。今回はいつも以上にリアルに「人生」が描かれており、12曲中誰でも1曲は「これは自分のことなのではなかろうか」と思える曲たちが詰め込まれています。正に「人生の縮図」的アルバムです。「ビール・オア・ダイ」や「喰うために働いて 生きるために唄え!」のような働く者への応援歌や「82.2」のような死をテーマにしたもの(82・2は平均寿命)があったりと、ともすれば暗くなってしまいそうなテーマを扱いながらもその中にすごく前向きな何かがあるのは怒髪天だから出来る技のような気がします。そして今回もロックだけでなくブギやジャズっぽいもの、ちょっとスカっぽいものなど曲調の振り幅が本当に広い。曲に関しても詞に関しても密度の濃い、濃厚な一枚となっております。どんな人が聞いても必ず元気になれる、うつむいている人も前を向くことが出来るそんなアルバムです。またこのアルバム、「ファミリーコンピューター」時代を髣髴とさせるようなジャケがかわいくて濃厚な内容とギャップがあり、そこがまた良いです。是非一聴を。

ちなみに増子氏の実弟はDMBQの増子真二氏です。同じ環境に育っても、こうも音楽性って違うもんかと思うと面白いです。興味がある方はそちらも是非。

・怒髪天「トーキョー・ロンリー・サムライマン」2006年11月8日発売
・怒髪天「ニッポニア・ニッポン」2005年11月2日発売

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