蹴球人サッカー:AFCユース
こんにちは、サッカー情報です。
今週の質問は、「アジア大会開幕!U-21日本代表で期待する選手は?」です。info@kwow.jpまで。蹴球人さんへの感想もお待ちしてます!
フリーキック、決まると背筋がゾクゾクしますよね。私は、ロベカルが02年W杯の中国戦で放った浮き上がるやつです。アジア初のW杯に、実力の差を見せ付けたキックでした。
それでは蹴球人さんのコラムです。
皆さんこんにちは。蹴球人です。
AFCユース選手権大会、1次リーグの初戦で北朝鮮に2-0で勝利したU-19日本代表。残る2試合は、グループ突破を賭けた3チームの争いが見ものでした。初戦のもう一試合はイランがタジキスタンに3-1で勝利。これでイランが続く北朝鮮に勝ち、日本がタジキスタンに勝てば、日本とイランの決勝T進出が決まります。
しかし、シナリオ通りには行きません。日本は順調にタジキスタンを4-0で下しましたが、イランが北朝鮮に何と0-5で敗れました。これで日本の決勝T進出決定は第3戦まで持ち越されました。
さて、日本のタジキスタン戦の内容ですが、殆ど文句の付けどころがないと言って良いくらい、終始日本ペースで試合を進めることができました。メンバー的には初戦で疲れの溜まった青山(名古屋)に代えて森重(大分)、そして田中(新潟)に代えてエース梅崎(大分)が満を持して登場。得点は、前半8分にその梅崎の左サイドからのクロスを、逆サイドから走りこんだ山本(清水)が折り返し、そこに飛び込んだ森島(C大阪)が押し込みました。続いて34分、山本の左CKをまたも森島がニアサイドでドンピシャで合わせて2点目。さらに後半13分、梅崎の中央からのミドルシュートのこぼれ球を、後半開始から河原(新潟)に代わって入っていた伊藤翔(中京大中京高)が左サイドで拾って折り返し、中央で待っていた柏木(広島)がダイレクトで合わせて3点目。4点目は23分、森重が約25メートルのミドルシュートをしっかりコースを狙って決めました。
この日の日本は、得点パターンがバリエーションに富み、しかも福元(大分)を中心としたディフェンスラインの安定度は抜群。さらに伊藤や柳川(神戸)を試す余裕も見せて、2連勝でグループCの首位に立ちました。
続いて、負けても大量失点さえしなければ決勝T進出というイラン戦。しかしイランは日本に勝てばまだ望みがあるため、必死で来ます。そんな中、吉田監督は福元、河原、堤(浦和)らを休ませ、柳澤(柏)、青木(千葉)といった新しい選手を試しつつ、手堅く引き分けを狙いに行きます。そして前半22分、柏木の絶妙のスルーパスを、左サイドから抜け出した梅崎がフリーでシュートして先制。ところが後半7分、柳澤、柳川という不慣れなコンビの左サイドを突破され、同点に追いつかれます。さらに27分、FKからヘディングシュートを決められ、ついに逆転されてそのまま試合終了。
タジキスタン戦の磐石な戦いぶりはどこへやら。選手交代もチグハグで、柏木から山本への交代は流れを悪くし、森島に代えて投入したハーフナー・マイク(横浜FM)に至っては全く使い物にならず。グループは首位で進出したものの、決勝Tに向けて大きな課題が残りました。
さて、この試合で面白かったのは試合終了時。もう一方の試合、北朝鮮対タジキスタン戦が90分を終了して0-0という情報を得ていたイランは、日本に勝った瞬間大喜び。日本は勝ち点6(得失点差+5)で首位、イランも勝ち点6(得失点差-2)で2位、北朝鮮は勝ち点4で3位ということでイランは決勝T進出を確信。ここで中継は終了しましたが、何とこの後、北朝鮮がロスタイムで1点を決め、勝ち点6(得失点差+4)でタジキスタンを抜いて2位になり、グループ通過を果たしたのです。天国からの地獄のタジキスタン。その場面の映像は見られませんでしたが、悲嘆に暮れる選手たちの可哀想な姿が目に浮かぶようです。そして北朝鮮のこの土壇場の粘りが、この大会の最後まで影響することになるのです…。(続く)
ここでアンケートの回答ですが、FKナンバー1で回答数の多かったのは、ミハイロビッチ、ロベルト=カルロス、ベッカムといたところ。日本人ではやっぱり木村和司でした。ちなみに、私の個人的ナンバー1はストイコビッチです。W杯イタリア大会、スペイン戦での壁の外側を通り曲がって入ったゴールには本当に震えました。とにかく誰であれ、JリーグでもFKの名手がいると、それだけでお金を払って見に行きたくなりますよね!
■リベリーノを。あの伝説の壁抜きフリーキックはたまらないです!
■'97プレ大会でブラジル対フランスでのロベルト・カルロスのシュート回転のFKです。
■木村和司! '86W杯予選、対韓国戦。サッカーに興味を持った一発でした。
■元イタリア代表のジャンフランコ.ゾラです!ナポリでマラドーナから教えを受け、パルマ・チェルシーで活躍してました。「PKよりも、FKの方が簡単だ。」と言う記事を読んだ事があります。
■デイビット・ベッカム 02W杯欧州予選イングランド対ギリシャ戦。後半ロスタイムにベッカムが決めた起死回生のFK!!あれは状況(W出場のピンチ)、時間、プレッシャー全てが重圧でサポーターも沈黙、入った瞬間のイングランドの騒ぎよう、サポーターの騒ぎようがすごかったし私も興奮した!あれが私のベストです
■フリーキックと言えば!元ウルグアイ代表のルベン・ソサだと思います。(o^-')b ゴールの詩人の異名の通り、インテル時代に数々の芸術的なゴールを左足から繰り出した、ソサが印象深いです!勿論、ビックネームと呼ばれる人達を含めれば、名前を上げればきりが無いとは思いますが、もっと、ソサの存在を皆さんに知って貰えたら、幸いです。
■旧ユーゴ代表。ミハイロヴィッチです!あの悪魔の様な左足を見るために、サッカーを見るようになったものです!フリーキックでハットトリック、確かラツィオ時代に達成したと思う!!ホントにスゲー。
■ミハイロビッチです。ラツィオ在籍中、トータル9得点だった98-99シーズンはミハイロビッチがボールを置いてゴールを見つめながら距離をとっている姿だけで「決まったな」と思えました。古巣のサンプドリア戦においてフリーキックだけでハットトリックした試合はサッカー界の歴史に残る一戦だったと思います。今はインテルのコーチであるミハイロビッチですが、退席処分などされていないでグロッソにフリーキックの秘伝を授けてほしいものです。 ペンネーム「ザ・ピント」
■元横浜フリューゲルスのエドゥー選手ですね。Jリーグ開幕当初に数々のスーパーFKを見せてくれました!40メートル以上の場所から大きくカーブしながら落ちて決まったFKは今でもよく覚えています。
■まさに今が「シュン」の中村俊輔ですかねー。01年シーズン、マリノスまさかの降格危機の中、セカンドステージ対ガンバ戦@三ツ沢での同点に追い付くシュンのフリーキックにはシビれました!
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