ドクター奥田のハッピーデトックス18:心リストラ
ドクター奥田の
「ハッピーデトックス・コーチング」
第18回目
「心のデトックス リストラ毒編その1」
皆さん、こんにちは!
心のデトックスドクター奥田です。
ここ数回は、心にたまる様々な毒を種類別に分けてデトックス法をご紹介しています。今回の毒の種類は、「リストラ」です。みなさん、リストラされたことあります?私は、自慢じゃないけど、3回あります。未遂も含めると3回半です。すごいでしょ!なんて、自慢することじゃありませんが・・ちょっと詳しくお話すると、1回目は、長男を出産したときのこと。その当時、神戸のホスピスに、非常勤医師として働いていました。非常勤というのは、簡単にいうと、パートということ。パートが切られやすいのは、医師の世界とて同じです。特に私は、医局から飛び出していたので、大学医局というバックがありません。ですので、「妊娠した」
⇒出産前後1ヶ月以上休まれる
⇒そうすると現場の医師が足りない
⇒休んでいる間だけ来てくれる医師がない
⇒新しく医師を雇ったら、私が復帰する枠がない
⇒だから戻ってきても給料は出ませんよ。それでも良ければどうぞ。
そんな、病院側の一方的な論理で、ほぼリストラに近い勧告を受けました。
2回目は次男を出産したときのこと。次男を妊娠したときは、1年契約更新形式の一応常勤でした。大きな精神科病院に勤めていましたが、まず、1年契約を更新するかどうかですご~く、もめました。そのときは、とある大学医局からの紹介だったので、大学は一応バックにはあったのですが、正式な医局員ではありません。私は、産休を通常通りもらえば、保育園も確保したので、今までどおり働けると言ったのですが、とにかく、「迷惑このうえない」という雰囲気で、病院からも医局からも、責められました。そこの院長から、大学医局に何度も「別の医師をよこしてくれ」と要求が出されていたようですが、幸い女性に理解の深い教授の鶴の一声があり、私の首はつながりました。しかし、その後、出産後1年経って、今度は、「男性医師と同じように、当直できないのであれば、契約更新できません」と言われたんです。「あなただけ当直しないというのは、不平等でしょ」と。 当直!! まだおっぱいを飲んでいる1歳になったばかりの子供と4歳の子供を家に残して、当直なんてできるか!夫が二人の世話をして、朝保育園にあずけて、自分も出勤なんてこと、どう考えても負担が大きすぎます。もはや、こんなワーキングマザーに理解のない職場はごめんだわ。と、私自身、半ばあきれてしまって、自分で次の就職先を探しました。幸いすぐに、別の仕事先がみつかったので、その病院は、潔く辞めることにしたのですが、これも、考えたらリストラのひとつ。もうひとつは、とあるクリニックにこれまたパート医師として、勤めていたときのこと。そのクリニックが、心療内科外来を新設したために、私がパート医として入ったのですが、ふたを開けてみると、思ったように儲からない。心療内科や精神科というのは、特別な手技がないために、保険点数低いんですね。だから、街のクリニックでは、一人3分~5分診療して、数をこなさないと、保険診療では、赤字になっちゃうんです。そのクリニックは、「患者さんのお話を聞く」クリニックをウリにしていたので、5分診療というわけにもいかず、一人15分はとっていました。ですので、心療内科外来は赤字。半期がおわって、決算でその事実が明るみに出たときから院長の態度は激変。 手のひらを返したように、私に呼び出して、非難し始めました。「窓を閉めて診察していなかった。患者のプライバシーを考慮しない、あなたには、今後、診療を任せられない」⇒そこは半地下のクリニックで、窓を閉めて診察しているとすごく閉塞感が強くなり、閉所恐怖やパニック障害のかたには、つらい状態です。窓をあけても、そこはビルの非常用通路で人通りも、滅多にないために、話が漏れることはないし、閉めて欲しいという人には、ちゃんと閉めています。 と説明しましたが、聞く耳持たず。「ならば、なぜ、もっと早くに注意しなかったんですか?注意していただいたら閉めたのに」といっても「そのうち気付くと思っていた」とかなんとかで、言葉を濁します。 そのほか、「他の職員と、お金の話をした」(マンションのローンの話をしただけ)「自分の母校の悪口を言った」(一般的な私立大学医学部の寄付金や裏口入学の話をしただけ)などと、何それ?というような枝葉末節をとりあげて非難し、「常識ない、だから辞めろ」の1点張り。結局、私をやめさせて、他の科の手技ができる、つまり私より儲けられる別の医師を雇いたいだけだったので、いきなり、とってつけたような非難攻撃に転じたらしい。あとから聞くと、この非難攻撃は事業主が社員をリストラするときの常套手段だとか。とにかく、これまた事業主勝手な強烈なリストラ劇でした。
こんな感じで、私は、計3回、未遂も含めると3回半のリストラに合っています。ですが、あら不思議!どんどん、リストラのたびごとに人生が良い方向に変わっていくんです。もちろん、これら3回半の強烈なリストラ&リストラ未遂事件のとき、もちろん、私は、すごいストレスとショックを受けました。長男のときは、相当落ち込んだりもしましたが、それでも、うつ病になることもなく、不死鳥?のように、蘇り、現在の私があります。しかも、今思うと、あのときリストラされてよかった、リストラされていなかったら、今の私はなかったわ、と思えるような、素晴らしい出会いやチャンスにいっぱいめぐりあうことができているんです!
そうなったのも、リストラ毒におかされずに、ココロをデトックスしたからだと確信しています。これらの強烈なストレスであるリストラ毒を、どうやって私がデトックスしていったのか、
それは、次回のお楽しみということにいたしましょう。
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