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2006/10/10

VOL.58★ジャパニーズロックが大好き:あらきゆうこ

至極のロック批評をメールで読むには mg-181@kwow.jp に空メールを。毎週火曜配信です

『モテモテドラマー-あらきゆうこ』

最近ポータブルCDプレイヤーの調子が悪く、買い替えを考えております。どうも、ハセです。ここで問題になってくるのは引き続きポータブルCDプレイヤーを持つか、はたまたデータで音楽を持ち歩くようにするか…ハムレットばりに悩んでおります。

さて、皆さんは「あらきゆうこ」さんというミュージシャンをご存知でしょうか。あらきゆうこさんはドラマー&パーカッショニスト。くるりや cornelius、Salyuの他、実にたくさんの幅広いアーティストのCDやライブで活躍している方です。元々はsmorgasのドラマーでしたが 2002年に脱退。ただ、smorgasに参加する前からスガシカオ氏のバンドでドラムを叩いたりしていたようです。今年は福耳にも参加し、最近頻繁に「あらきゆうこ」の名前を聞くなぁと感じております。それだけ精力的に活動しているということですね。私がゆうこ氏と出会ったのは彼女がまだ smorgasのドラマーだった頃。「あんな骨太な音楽を奏でるバンドのドラマーが女性!?」と、かなり驚いたのを覚えています。彼女の魅力のひとつにその振り幅の大きさがあると思います。力強いドラムも繊細なドラムも。そんなところにプロが惹かれ、セッションを望むのではないでしょうか。

そして彼女はサポートドラマーとしてだけではなく、「mi-gu」というソロプロジェクトでも活動しています。2003年に発売したアルバムが日本とヨーロッパで同時に発売されたり、今年9月に出たアルバムではゲストとして小山田圭吾氏が参加していたりもします。彼女の音楽はやはり"ビート"が印象的。そこにポエトリーリーディングのように詞が乗り、なんとも不思議な音楽になっています。エレクトロニカともアンビエントとも取れる浮遊感のある音楽が展開されていきます。物足りないわけでもなく、かといってToo machなわけでもない。とてもちょうど良く、とても心地よい。うまいところに落としているなと思いました。この辺はたくさんのアーティストとのセッションによって体得したものかもしれません。そして彼女の夫でもあるプロデューサーの清水ひろたか氏の手腕、というところでしょうか。二人で作ることによってゆうこ氏の中にある音楽の深い部分を表現することに成功した、そんな作品です。彼女のHPで「from space」のPVを視聴することができます。こちらも、音楽と映像の融合した素晴らしい作品になっているので是非見てください。

以前「人から需要のあるミュージシャンは本物」と書いたことがありますが、そういった意味ではあらきゆうこ氏は本物です。注目です。

・mi-gu「From Space」2006年9月6日発売

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