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2006/10/03

映画王モリコラム マラソンマン

「マラソンマン」(1976/米)
何だかタイトルだけだとスポーツ映画と勘違いされる方もおられるかと思うが、中身はサスペンススリラー。しかしこれは一流のキャスト、スタッフが揃ったかなり見応えのある作品に仕上がっている。物語はマラソンが趣味のダスティン・ホフマン扮する大学生が兄の宝石密輸に絡む事件に何も知らず巻き込まれる。その背景には元ナチ戦犯の大物がいて・・・というヒッチコック作品を連想させる巻き込まれ型サスペンス展開で始まり、二転三転、どんでん返しの連続で誰が敵か味方か判らないまま物語は進んでいく。現代のニューヨークに現れたナチ残党による陰謀という不気味な設定も興味深いが、この映画で最も印象的なのは人間に痛みの感覚を刺激するかのような描写だ。前半部の殺し屋がピアノ線(針金?)を使った暗殺シーンや、鋭い切れ味を見せるナイフなど。しかし最も強烈なのは主人公に対して行う歯の拷問シーン!イギリスの名優R・オリビエがナチ残党の大物を嬉々として演じ、ホフマンをいたぶるシーンは出色の恐ろしさであり、もはや語り草となるほど。もし映画ファンに映画史に残る拷問シーンというアンケートを取れば、間違えなく上位にランクインされそうな、ある意味で名シーンといえるかもしれない。

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