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2006/09/08

映画王モリコラム:椿三十郎

「椿三十郎」(1962/日本)この日本映画史上の傑作時代劇が森田芳光監督、織田裕二主演でリメイクされるとか。なんだか期待よりも不安の方が少し多いというのが正直な私の感想なのだけれども、それだけ数多い名作を残した黒澤明監督、三船敏郎主演の黄金コンビの作品の中で、単純に面白さという点においてはピカイチなので、それだけ印象も強く残っているからだ。前作の「用心棒」のヒットを受けて作られ(といっても独立した作品として前作を知らずとも充分堪能できる)、三船扮する主人公が再び登場、今度は藩のお家騒動で家老達の不正を暴こうとする若侍達を助けようと大活躍する。前作も問答無用の面白さを持つ名作だったが、今回はある種のワイルドさは少し消え、むしろコミカルな味付けが前作以上になされていて、より軽快でテンポの良い展開に仕上がっていていて敵との丁々発止の騙しあいがハラハラしながらも楽しくもあり、主人公と若侍達(人生経験豊富な主人公と未熟な若侍という対比の構図はいかにも黒澤監督らしい)、特に入江たか子扮する奥方との間の抜けたやりとりもおかしい。しかしながら、今までの軽い展開をかき消すようなクライマックスの主人公と仲代達矢扮する用心棒との一騎打ちは強烈かつ鮮烈。しばらくの無言、静止の後、一瞬で終わるそのシーンの凄さはもはや語り草、あまりにも短いので、初めて観られる方はお見逃のないように。この名シーン、リメイク版ではどうなるのか、ある意味楽しみではあるのだが・・・。

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