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2006/08/09

D-ヒサ宝塚コラム:ファントム

「D-ヒサ」さんのコラムを紹介します。

昨日千秋楽を迎えた、花組大劇場公演は春野すみれと桜乃綾音トップコンビ誕生の大劇場でのお披露目公演だ。春野さんと桜乃さんの学年差は11年。これは桜乃さんにとって大抜擢である。しかも作品は「ファントム」。2004年に宙組で公演され、客席がハンカチではぬぐいきれない涙をぬぐうためにタオルを握り締めた人で埋め尽くされた、伝説の作品の再演である。前作では、宙組和央ようか・花総まりのベテランコンビが演じた同じファントムことエリックとヒロイン・クリスティーヌを誕生して間もないトップコンビがどのように演じるのか非常に楽しみだった。

まず、春野さんのファントムは、和央さんのファントムとは別物だった。和央ファントムが神通力さえ使えるかのような人間離れしたファントムであったのに対し、春野ファントムはちっぽけな魂を持つちいさな人間として演じられていた。また、桜乃は、クリスティーヌを新鮮でまっすぐ素直に演じており、このことがお芝居の上でも、「主役に大抜擢された元衣装係のクリスティーヌ」という役にはまり、自然だった。まだまだ上手いとは言えない桜乃の技量を、春野が大きく包み込む。とてもいいトップコンビと感じた。特に、ビストロのシーンでのふたりの掛け合いとなる歌の一体感、また、名場面「森のシーン」での小さな人間の魂がふたつそっと寄り添った瞬間などは、とてもキュンとくるものだった。

この芝居を支える重要な役「キャリエール」は、本公演で組替えとなる彩吹真央。キャリエールがエリックの実の父親であることを告げる銀橋でのシーンは、すすり泣きの嵐だった。このシーンはめずらしく春野さんの顔がくしゃくしゃになる。この泣き顔も見所のひとつと思う。

また、芝居を見ていくうちの心の支えとなったのは、フィリップ役・真飛聖。真飛は前・本公演の「落陽のパレルモ」「アジアンビート」から花組に異動してきたが、すっかり、すっかり花組の男役となっていた。甘いマスクでプレイボーイフィリップをこなれた様子で演じる。ちょっとした表情でセリフのないシーンでさえも、プレイボーイっぷりを表現している。さすがまとぶん♪

いつでも夢を・・・★

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