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2006/07/21

ジダン、神が愛した男

こんにちは、名画★知ったかぶりです。今週は「ジダン、神が愛した男」です。

「M:i:3」読者の方からのメールは一番下にありますので、ご覧ください。今週の「ジダン」、ちょっと辛口になってしまいました。感想くださいinfo@kwow.jp

[薀蓄]
ジダンという名前、ご存知ですか?サッカーのワールドカップフランス代表のキャプテン。今年のドイツ大会では、フランスは、芳しくない下馬評を覆し、準優勝しました。ジダンは、90年代後半から世界を代表するサッカー選手で、マルセイユ・ルーレットなど華麗なテクニックは素晴らしく、テレビでも見たくなる選手の一人です。サッカーはスポーツですが、現在のヨーロッパサッカー界では、人種差別が大きな問題となっています。フランス代表も、我々が映画などで触れる一般的な、白人、フランス人というイメージとは違う、多様なバックグラウンドを持った民族で構成されています。ジダンも、アルジェリアからの移民です。

ワールドカップの決勝戦。この試合は、ジダンにとって生涯最後になる試合です。今年のW杯で引退を表明しているジダンにとって、まさに集大成の試合。負けてしまえば終わりというトーナメントで、決勝まで来たジダンは、引き際を知っている人間として賞賛されてました。そこで、事件です。ジダンがなんと、試合中、相手イタリアのマテラッティに、「頭突き」をし、マッテラッティが転倒、ジダンは退場になってしまったのです。そして、ジダンを失ったフランスはイタリアに敗れてしまいました。

そこで、人種差別です。マテラッティが人種差別的発言をし、ジダンが怒ったなどの分析が相次ぎました。結果的に、公式裁定では、差別的な発言はなく侮辱発言にジダンが怒ったということで、ジダンは社会奉仕、マテラッティは3試合出場停止で幕引きになりました。それでも、私が思うに、侮辱的発言は恐らく人種差別的悪口だったんだと思います。。。しかし、名画★知ったかぶりを書いていて思うのは、一般的なフランス、パリのイメージと違って多様化が進んでいる現実の社会です。サッカーは庶民的なスポーツですので、現実の社会問題がすぐに反映されるのでしょう。映画などのエンターテイメント界は、夢、イメージを商売にしていて、サッカー界のように尖った形で突き詰められることはないのでしょうか?少し前に紹介した、「クラッシュ」はロスの多様な民族社会の歪みを描いてましたが。。。
映画「ジダン」、ジダンをそのまま映し出す、というコンセプトですが、作り手にもう少し問題意識を持って制作して欲しかった。。

[見る前に]
今年始めて、眠りに落ちた作品です。商売人なら、お客さんに売る商品に責任があるはず。この作品を有料で見せようとする神経にちょっと疑問を感じました。

今年のW杯の映像で、ジダンがフリーキックを蹴り、アンリ(フランスの代表選手)がゴールする、繰り返しテレビで流れるシーンがあるのですが、ジダンがボールを蹴る前にツバを吐くんです。この作品をみて、つばを吐くのがジダンの癖なのがよくわかりました。

[ちょっと]
300人埋まる客席、平日、3割の入りでした。終わってから壁に貼ってある、お客さんの感想文を読みました。そしたらほぼ、。「すばらしい!」「がんばって」みたいなものばかりだったので、驚きました。ジダン頭突き効果で、配給会社のシネカノンが、配収目標を2500万から1億円にあげたと記事にありました。映画は文化だと言ってるのなら、あの「頭突き」の背景をプロモーションに利用する感覚、またそれ以前にこの作品にお金を払わそうという感覚がちょっと理解できません。。。。

それでは、読者メールの紹介です。「M:i:3」の感想です。

■そりトンボ様
ラストはなんかあっけなかったなあ。やっぱりラストは、観客も巻き込んでのあっと言わせるプロットが欲しかったです。それを考えるとやっぱり、一作目が最高!? 

■h.i..m様
すでに見ました。もう、最初からハラハラ ドキドキです。スピード感アリ・どんでん返しアリで、見る側に先を予測させないトコが おもしろい!!スクリーンに写るトム様、とてもOK!でしたが、年齢も感じました(ドアップなので、お顔のシワもリアル・・)でも、カッコいいので許されちゃいますヨネ 

■non様
私は有楽町マリオンで《M:I:3》を観て来たのですが、初回の回とあってか、60才以上と見られる男性達がスゴく目に付きました。(なんで多いのかな?)本題に入りますが、確かにジェットコースター的なストーリーと派手なアクションが満載で、さすがに寝てる暇はなかったけれど、終わってみて自分に何が残ったかというと特に何も残らなかったし、《ラビットフット》が一体何なのか(核?)結局分からなかったから、タダ観て良かったネという感想しかなかったです。そして、今日テレビでおすぎが言っていたのですが、1で宙ずりのまま床スレスレまで落ちて間一髪バランスをとるシーンや2の鳩の演出などはホントに引き込まれ芸術性が高かったのに、今回は007などの映画で既に見せたシーンと同じ演出が何ヶ所かあったり、芸術性が少し欠けているとなどと話していました。それを聞いて自分の空虚な感覚のもとはソコなんだ!とその時痛感しました。そう感じたのはワタシだけ??あと、私もフェリシティの青春が大好きだったので、彼女の短い出演と死にかたはどうも納得できませんでした。しかし…とはいうものの、トムの作品は劇場向けなので大概映画館に足を運ぶワタシなのでした(;^_^A 

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