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2006/07/01

KW名画★知ったかぶり■グッドナイトアンドグッドラック 

こんにちは、名画知ったかぶりです。今週は、「グッドナイト アンド グッドラック」です。もうご覧になった方感想をメールください! ifno@kwow.jp

【薀蓄】
グッドナイトグッドラックを見て、最初に思い浮かべたのは、「面白くなければテレビじゃない」というフジテレビのかつてのコピーである。横沢彪氏が述べているように、テレビはお祭りの
メディアと位置づけ、エンタメ路線を追求したのがフジテレビであった。一方、映画の中のマローは報道の人間である。テレビを影響力のある第4の権力と捉え、事実の報道に徹する。それは弱者を助けるヒューマニズム的な責任感が原動力となった行動であろう。映画中の講演でも、既に50年代のアメリカテレビ番組、クイズ、現代のバラエティのような番組が席巻していたことを示唆している。横沢彪氏が奇しくもエンタメ路線は視聴率競争の結果であったと述べているように、マローの番組もCBS社長から視聴率の良いクイズ番組との番組放送時間の変更を求められることで映画が終わっている。経営と編集、ジャーナリズムと広告営業、報道とパパラッチ、筋のある報道がある程度され尊敬を集めるが、結局はビジネス的判断に負けるという歴史を物語っている。

【見る前に】
93分の作品、プロットに意外性は無く、ストレートにマローのマッカーシーズムへの報道を描きます。この映画、少し宣伝のポイントを間違えたような気がします。少なくとも個人的に受けた前印象は、モローというテレビアンカーマンの生涯を描く大作、アカデミーを狙う、のような雰囲気を感じ、ハリウッドが賞狙いで作る文芸映画なのかと思い見る気がしませんでした。しかし、実際は、テレビ報道とは?という点に重点をおいた、オシャレな佳作であります。モノクロ、JAZZという演出も、「テレビ報道とは?」「赤狩り」からは縁遠いオシャレな観客層にもアピールできる作品でありました。

【ちょっと】
公開から2ヶ月あまり、前宣伝の割りには話題にならず、かといってまだ打ち切られてもなかった微妙な時期。アメリカでも興行ランクTOP10入りは7位の1回だけ。興行収入は3,000万ドルだそうです。300名程度入る東京都心の劇場、平日夜でしたが、3割のいり。今ならゆっくり堪能できます。

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