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2006/06/13

VOL.40★ジャパニーズロックが大好き 小谷美紗子

『存在感のある歌声-小谷美紗子』
さて、今週のお勧めの一枚。小谷美紗子の「CATCH」です。今作は前作に引き続きドラム・100sの玉田豊夢、ベース・山口寛雄、ピアノ・小谷美紗子のトリオ編成。CDを聴くとまず一曲目の「Rum & Ginger」がカッコよすぎる。ピアノ・ベース・ドラムに乗った英語詞と力強いボーカルがジャズを思わせます。また特筆すべきなのは彼女の詞。彼女の書く詞は時に乱暴で、何かで引っ掻かれたように痛くて胸に残ってしまう。キレイ事では済まされない世の中を見据え、時にドキッとするような言葉を用いて「真実を捕らえてみろよ」と訴える。でもその奥には本当の優しさが潜んでいるというか。強さの奥にある優しさ、そんな感じです。一聴を。

小谷美紗子さんは京都府出身。1996年にデビューしているので今年で10周年です。音楽ファンだけでなく多くのミュージシャンからも支持されており、数年前にはG/田渕ひさ子(bloodthirthty butchars)・B/二宮友和(eastern youth)・Dr/玉田豊夢(100s)・Key/池田貴史(SUPER BUTTER DOG/100s)・Vo/小谷美紗子というメンバー”odani misako・ta-ta”で「feather」というCDをリリースしているほど。これは4曲入りで全曲カバー曲。中では荒井由美の「ひこうき雲」のカバーもあります。このCDではボーカリストに徹しているわけですが、それ故に、彼女の歌声にはこの豪華メンバーをバックにしても引けをとらない存在感と、曲調の全く違う4曲を歌いこなす豊かな表現力があることが分かります。これも名盤なので是非一聴を!

そんな小谷美紗子さんのライブを見ることが出来ました。6/5、渋谷CLUB QUATTROで行われたSAKEROCK主催イベント「げんざいのぐうぜんVol.2」にゲスト出演したのです。照明が落ち登場した小谷さんはピアノの前に座り少し指慣らしをした後、精神を統一するかのように間をおき、一瞬まっすぐ前を見て演奏スタート。この日はピアノの弾き語りライブで2曲演奏。彼女曰く「SAKEROCKさんから先月末頃にオファーを受け30分くらいやってほしいと言われたので30分はヤダと答えた(笑)」そうです。初めて聞いた彼女の生の歌声とピアノからは音楽を愛してやまないことがこれでもかと伝わってきました。そして見た感じはちっちゃくて普通の女性なのになんだか大きく見え、ただピアノを弾きながら歌っているだけなのに放たれる圧倒的な存在感に度肝を抜かれました。
感情的な歌声に身を委ねたい時にはピッタリです。おためしあれ。

・小谷美紗子「CATCH」2006年5月17日発売
・odani misako・ta-ta「feather」2003年10月29日発売
・小谷美紗子「i」1997年12月3日発売

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