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2006/06/30

映画王モリコラム ソフィーの選択

「ソフィーの選択」(1982/米)

メリル・ストリープといえばアメリカ映画界では代表的な演技派女優。そんな彼女が 見事アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したこの作品は、その演技力を見事に実証 したばかりか、作品としても切ないほど哀しい女の過去を描いた秀作に仕上がってい る。第二次大戦後間もない頃、ニューヨークにやって来た作家志望の青年は、同じア パートで1組のカップルと知り合う。彼らとの交流の中で、青年は2人の隠された過 去を知ることになるのだが・・・。前半は3人の友情が美しく丁重に描かれ(特にブ ルックリン橋の祝杯のシーンが素晴らしい)、その一方2人のそれぞれの過去に何が あったのかというあたりは伏せられたまま、まるでサスペンス映画のように物語を 引っ張っていく。それ故に遂にストリープ扮するソフィーが自ら過去のある出来事を 語りだすシーンはその演技力も相まって正に圧巻で、そこで初めて知る彼女の 運命の「選択」の壮絶さに打ちのめされる。しかし哀しい宿命を背負った男と女の 悲劇的な物語に胸をかきむしられる一方、ラストは青年が彼らを知る事によって、 ほろ苦くとも大人へ旅立っていく成長物語にもしているあたりが、悲惨な話であり ながら救いを感じ、清楚な感動へと転化させることに成功している。

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