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2006/05/30

VOL.38★ジャパニーズロックが大好き スプリットCD

『可能性の提示-スプリットCD②』
さて前回、スプリットCDについて書きましたが、そうこうしているうちにまた素晴らしいスプリットCDがリリースされました。the band apart/mock orange「DANIELS E.P.」です。これはthe band apartがレーベルメイトである米のバンドmock orangeと出したスプリットシングルです。内容は各バンド2曲づつとそれぞれのバンドのカバー1曲づつの計6曲。the band apartは音源を出すたびに進化しております。そんな印象を受ける仕上がりです。Mock orangeは初めて聞いたのですが、どこかで聞いたことのあるような、でもどこでも聞いたことのないなんとも不思議な感覚のする音楽。彼らのカバーした「Coral Reef」も原曲に忠実なようなそれでいてちゃんと全く別のものになっていて、やっぱりなんか不思議。二組とも結構個性の強いバンドなので聞いててあきません。
ところで、「スプリット」とは元々インディーズで二つのバンドがレコードのA面とB面を分けてリリースすることを指した言葉だったそうです。これにより聞き手が新しい音楽に触れることが出来たり、作り手としてはコストが安く済んだり。しかし今ではCDが主流になり盤面を分けるという意味での「スプリット」ではなくなっていたりメジャーからリリースしたりと意味合いもだいぶ変わったようですが「新しい物を提示する」というところは変わらず、だからこそこの手法が今も残っているのではないでしょうか。
そもそも、私が"スプリットCD"というものと出会った最初の作品はYOUNG PUNCHとPENPALSのスプリットマキシ、その名も「YOUNG PUNCH/PENPALS」。このCDの内容はそれぞれの新曲が2曲づつの計4曲。4曲とも名曲揃い。実はこちらも前回のBECR/YSIGと同じくメジャーとインディーズの枠を超えてのリリースでした。余談ですがこのCDに入っているPENPALSの「NO ROCK’N’ROLL RADIO」はPENPALS初の日本語詞曲です。
なんだか最近、スプリットづいているわけですがここでもう一つ私の耳にニュースが。それは「ギターウルフがスプリットシングルを3枚連続でリリースする」というもの。「ウルトラクロス」と銘うった企画の第一弾として5月31日にアメリカの”爆音高速ノイズトランスバンド” Lightning Boltとのスプリットシングル「ウルトラ クロス VOL.1「Guitar Wolf vs Lightning Bolt」がリリース。新生ギターウルフの音源というだけでもホクホクしてしまうのに米バンドとのスプリットときたら否が応でも期待感は高まります。
作り手の音楽探求だけでなく聞き手にもいろんな可能性を提示できる「スプリット」。メジャーとインディーズの境がなくなってきている今、“コラボレーション”の次はこの”スプリット”が要注目だと思います。
・ the band apart/Mock Orange「DANIELS E.P.」2006年5月17日発売
・ YOUNG PUNCH/PENPALS「YOUNG PUNCH/PENPALS」2000年3月8日発売
・ Guitar Wolf「ウルトラ クロス VOL.1「Guitar Wolf vs Lightning Bolt」2006年5月31日発売

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