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2006/05/19

映画王モリコラム フィールド・オブ・ドリームス

「フィールド・オブ・ドリームス」(1989/米)

男が泣ける映画として、この作品を挙げる人はかなり多いのではないだろうか。野球を通じて父と息子の関係をファンタジックな展開で描いたこの作品、私も劇場やビデオで数回観ているが、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目の方がと回を重ねる度に味わいが増す。「それを作れば、彼はやって来る。」というお告げが聞こえてしまった主人公。その言葉に従って自分の農場を“それ=野球場”にしてみると、そこに現れたのはかつて八百長事件で大リーグを追放され、今はもうこの世にいない名選手“シューレス”・ジョー・ジャクソンだった・・・。といった物語展開からお分かりの様に野球がテーマとなっている作品だが「メジャーリーグ」や「がんばれ!ベアーズ」等のようなゲームそのものの醍醐味を味わう展開を期待すると肩透かしを喰らうかもしれない。ここで描かれるのはアメリカ人の持つ野球への思い入れとそのスピリットである。それ故にこの作品の本質はアメリカ人にしか理解できない部分はあるかとは思うが、それでもこの作品を観た日本人男性もかつて少年だった頃、父親に野球を教えてもらい、 2人でキャッチボールをしたことがあれば思わずその郷愁に浸ってしまうだろうし、父子の確執と和解の物語をファンタジーという形をとることで清々しい感動に転化させる事に成功しているあたりが、男の涙腺を刺激する理由かもしれない。ちなみの前述の八百長事件を映画化した「エイトメン・アウト」(日本は劇場未公開でビデオ化された)も、この作品とは一転、ドキュメンタルなタッチが渋い傑作である。両作をセットで観るのもお勧めしたい。

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