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2006/02/19

映画王モリコラム JAWS/ジョーズ

「JAWS/ジョーズ」(1975/米)
字幕付の外国映画を映画館で観たのがこの作品が確か最初だったと思う。当時小学生の低学年だったので8歳か9歳位、しかもこの作品、実は1人で観に行ったのである。場所は大阪の上本町の映画館、もう約30年前の事でもうこの劇場も随分前になくなってしまったけれど、今でもよく覚えている。なぜならこの映画、当時の私にとってもの凄く恐ろしかったのである。あまりの怖さに一旦途中退出しまった事も覚えているし、映画を観ながら、もう2度と海水浴には行きたくないと思ったと同時に、こんな映画を無料券1枚あったとはいえ、子供1人で観に行かせた親を少し恨んだものだった。その後数年後にテレビ等で何度も再見することになるのだが、流石に当時ほどの恐怖はなかったがパニック映画としても、やはりこの作品は第一級の娯楽作品と思った。鮫が人間を襲うという単純でB級映画的な発想をここまでの作品に仕上げたのは当時まだ若手だったS・スピルバーグ監督の野心溢れる演出の巧さに他ならない。誰もが指摘するだろうけれども前半から鮫を殆ど登場させず、鮫の視線からの映像やその独特の音楽で恐怖を盛り上げていく。それ故にクライマックスで唐突に鮫が姿を現すシーンがより効果的で、そのタイミングも絶妙、その後に続く人間対鮫の、今までのサスペンス的な展開から一転、堰を切ったかのようなアクションシーンの面白さも言わずもがな。鮫の姿はまるで彼の前作「激突!」での不気味なタンクローリーを連想させたりするし、前半の襲ってきたと見せかけてはぐらかしたりする等その緩急自在の演出は時折ヒッチコック的でもある。特殊技術等の発達で鮫の造型は今観ると大した事はないかもしれないが、それでもなおこの映画の面白さは変わらない。ちなみに“JAWS”とは英語で“鮫”そのものではなく、“鮫のアゴ”を意味するというのもこの映画を観て初めて知りました、はい。

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